バンコク支所周辺情報

バンコク支所周辺情報

　バンコク支所は、都産技研がタイ王国の工業省（Ministry of Industry, MOI）と覚書を交わしていることもあり、工業省産業振興局（Department of Industrial Promotion, DIP）の敷地内の1988年委開設されたMIDI（Metal Working and Machinery Industries Development Institute : 1996年BSID：Bureau of Supporting Industries Developmentに改組）ビル内にあります。

　日本からタイ王国に来るには、多くの場合飛行機になります。タイ王国の首都であるバンコク都から東側のサムットプラーカーン県にあるスワンナプーム国際空港に到着します。ローコストキャリア（LCC)をご利用の場合、ドンムアン空港の場合もあるようです。

　スワンナプーム国際空港からタイ王国バンコク都の中心部までは、タクシー、電車、バスを利用することが可能です。多くの場合、タクシーで移動することが多いかと思います。空港からバンコク支所にタクシーで来る場合、こちらを印刷して、タクシーの運転手にお見せください。

　バンコク支所が入居する敷地内には、下の写真のようにいくつもの団体が入っております。矢印が右に向いている団体が、同じビル内(MIDIビル)に入っている団体です。この中でかろうじて読めそうなのが、「Plastics Institute of Thailand」と「Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute」くらいでしょうか。

上から

1. Plastics Institute of Thailand

2. Plastics Institute Training Center

3. Thai German Institute (TGI)

4. Thai Packing Association (TPA)

5. Thai Air Conditioning Traders Association

6. Thai Stainless Steel Development Association (TSSDA) 

7. Thai Foundry Association

8. Hazardous Substances Logistics Association (HASLA)

9. Thai Tool and Die Industry Association (TDIA)

10. Thai Machinery Association (TMA)

11. Thai Subcontracting Promotion Association (Thai-Subcon)

12. Thailand Galvanizing Association (TGA)

13. Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute

14. Thai Logistic and Production Society (TLAPS)

となっています。

それぞれの団体、組についてわかる範囲で詳細いたします。

1. Plastics Institute of Thailand （タイプラスチック協会）
2. Plastics Institute Training Center
　2010年設立。工業省の元、8組織目の研究所になります。
プラスチック産業開発戦略の枠組みの中で活動を行うタイのプラスチック産業の持続可能な発展に努めている。

　プラスチック産業に関わる、射出成形機、押出混練機、ブロー成形機、材料試験機、メルトフローレイト測定機を所有しています。主にタイの企業のタイ人のトレーニングに使用しているとのことですが、タイの日系企業への支援も可能とのことです。

　また、アディティブマニファクチャー(AM、3Dプリンターのほうがなじみがあるかもしれません)の大きなものから小さなものまで複数台所有しております。

3. Thai German Institute (TGI)
　タイ-ドイツ研究所は、タイの産業部門に高度な製造技術を移転する機関を有効にすることを目的として、タイ政府とドイツ共和国連邦政府との協力で設立されました。産業省の監督下で独立した学校外の教育の性質を持ち、財団開発産業が運営を支援しています。
　現在は、金属加工に関するトレーニング施設で、CADやCAMを利用した加工(上記プラスチック用の金型やプレス加工など)を取り扱っているようです。

4. Thai Packing Association (TPA)
　1969年に設立された団体で、組織メンバーは材料サプライヤー、メーカー、エンドユーザーだけでなく、学術研究機関になります。

5. Thai Air Conditioning Traders Association （TATA）
　2005年に設立した団体。

6. Thai Stainless Steel Development Association (TSSDA) 
　ステンレス鋼産業は、商業産業、家電産業、家電産業など、他の製造業に関連する基礎産業であり、特にアジア諸国では、年間平均成長率が7%を超えています。そのため、ステンレス産業は、ステンレス産業の発展に貢献し、ますます多くのステンレス鋼の使用を奨励することを目的として、2000年に設立されました。

7. Thai Foundry Association （TFA)
　1989年設立。タイ国内の金属鋳物産業の状況を調査や金属鋳造事業者の支援を行っています。

8. Hazardous Substances Logistics Association (HASLA)
　危険物の輸送を安全なものにするために2003年に設立された協会。
　

9. Thai Tool and Die Industry Association (TDIA)
1989年、前身のタイ工具・金型フォーラムが結成され、その1992年に現在の形になり、金型産業の中核的な役割を目指しています。
 

10. Thai Machinery Association (TMA)
 2001年に設立された団体。
 

11. Thai Subcontracting Promotion Association (Thai-Subcon)
　タイ下請産業振興協会。2003年発足した団体で、タイの部品メーカーが集結しています。主に日系自動車メーカーの部品サプライヤーの育成において成果が出ています。タイのローカル企業の技術力を引き上げ日系メーカーに認証されるレベルまで引き上げるように努めている。
　会員数は400社を超えています。
 

12. Thailand Galvanizing Association (TGA)
　タイ亜鉛めっき協会　

13. Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute
 省略

14. Thai Logistic and Production Society (TLAPS)
　タイ物流製造協会「TLAPS」は、マーケティングで働く人々からなる、物流およびサプライチェーン管理に携わう学者や専門家の非営利団体です。
　協会のメンバーは、経営で働くビジネスマン、起業家、専門家です。