主な内容
防カビに関連する試験・相談・研究を行っております。「環境防カビ試験」は都産技研の特徴的な試験です。
依頼試験
カビ抵抗性試験をはじめ、防カビに関する試験を受託しております。
お客様の目的・希望に合わせた試験内容へ変更することもできます。
お気軽にご相談ください。
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カビ抵抗性試験
様々な工業製品・素材にカビを接種し、生えにくさを評価できます。
試験規格の例
- JIS Z 2911 「日本産業規格 カビ抵抗性試験方法」
- JASS 18 M-307 「日本建築学会材料規格 木材保護塗料 カビ抵抗性」
- ASTM G21-15(Reapproved 2021)「Standard Practice for Determining Resistance of Synthetic Polymeric Materials to Fungi」
スギ材に対して行ったカビ抵抗性試験の例


カビ抵抗性試験に関するお問い合わせについてはこちら[PDF]
カビの分離・同定試験
製品に発生したカビの種類を調べることができます。発生原因・対策についてもご相談ください。
製品から分離したカビ(クラドスポリウム属※)の例


※クラドスポリウムは、通称クロカビと呼ばれるカビです。
カビの分離・同定試験に関するお問い合わせについてはこちら[PDF]
その他の微生物試験について
- カビを対象とする試験について、希望の試験方法や条件がございましたらお気軽にご相談ください。
[相談の例]- 防カビ効果がありそうな素材がある。効果を検証するためにはどのような試験が可能でしょうか。
- 防カビ試験を初めて依頼するため、基本的なところから相談に乗ってほしい。
- 水回りのカビにはどんなカビがありますか。水回りのカビを使った試験を依頼したい。
- 大変申し訳ございませんが、当分野では、細菌・ウイルスといったカビ以外の微生物は取り扱っておりません。このため、抗菌試験・抗ウイルス試験は当分野では受託しかねます。
- 食品微生物につきましては、支所の食品技術センターへお問い合わせください。
海洋生分解性試験について
ISO 16636:2025 Plastics — Disintegration field test of plastics under water environmental conditions(水環境条件下でのプラスチックの崩壊試験)による試験を受託しております。
- 東京湾の海中にプラスチック試料を浸漬し、浸漬後の崩壊量を測定します。
- 浸漬する期間は、例えば数週間~数か月など、長期間行うことがあります。
- 試験手数料はご希望の浸漬期間や試料数をお伺いして算定いたします。
製品の用途・成分の名称・形状・大きさ・厚みなどの情報をご用意の上、お気軽にお問い合わせください。
主な設備
主な研究
カビをはじめとする環境中の微生物汚染やその対策に関する研究、微生物の有効利用に関する研究等を行っています。弊所単独の研究(基盤研究)のほか、企業との分担(共同研究)も行っております。
- 海洋生分解性プラスチックの評価に向けた調査
- 遺伝子組み換え技術を用いたタンパク質生産
- 新たな腐朽診断技術開発に向けた揮発性メタボライトの検討(関連資料) [PDF]
- カレット工場から排出される汚泥の減量・処理技術の開発(関連資料) [PDF]
- 微生物を利用した排水中の重金属吸着技術(関連資料) [PDF]
相談・支援
- カビに関すること
- 各種カビ抵抗性試験に関すること
- 微生物の遺伝子組み換えに関すること
- 海洋生分解性の評価試験に関すること