2026年度開催概要

研究発表会・本部施設公開2025 タイトル画像

発表テーマの一覧を掲載しました!

研究員との対話で製品開発のヒントをみつけませんか?

都産技研の技術と設備を、見て、聞いて、体感しませんか。都産技研が、日頃の研究成果や支援設備を皆様にご紹介するイベントです。研究者との交流や施設見学を通して、貴社の新たな事業展開や技術課題の解決にお役立てください。

開催日時2026年9月11日(金曜日) 10時00分~16時30分(最終入場16時00分)
会場東京都立産業技術研究センター 本部
参加費無料
お申し込みウェブによる事前登録制

 

こんな方におすすめです!

  • 新製品開発のヒントが欲しい
  • 技術的な課題を相談したい
  • 最新の機器・装置や技術に触れたい
  • 新たな協業パートナーを探している
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「研究発表会・本部施設公開2026」 チラシ [PDF]

プログラム

1:ビジネスの未来を拓く特別講演 <事前申込制>

木村 哲也 氏プロフィール写真

旭鉄工株式会社 代表取締役社長
 i Smart Technologies株式会社 代表取締役社長CEO
木村 哲也

講演テーマ:トヨタ生産方式×AIで年間10億円の利益改善
          ~現場データを利益に変えた「儲かる中小企業DX」~

  • 会場: 本部5階講堂
  • 定員: 200名(先着)

2: 全28件の研究成果をポスター発表

発表テーマの一覧を掲載しました。

クロスミーティング2025の様子
【1】CFRTPを用いたアルミニウム/CFRP接合法の検討

モビリティに使用されるボルトやリベットなどの機械接合部品は金属製であるため、接合箇所が増えるほど重量が増加する欠点がある。そこで本研究では、カーボンニュートラル実現に向けたモビリティの軽量化を目的として、炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)製ブラインドリベットの実現性について検討を行った。その結果、継手強度約1kNのCFRTP製ブラインドリベットを作製することができた。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 強度試験
  • 担当の支援業務:製品・材料の強度評価
  • 代表的な研究成果: 高効率研削砥石の開発
【2】色画像情報による個体識別と行動分析

中小製造業においてDX化の推進と生産性の向上が喫緊の課題となっている。生産の主体であるヒト・モノに関するメタ情報の収集・分析は、現場で起きている問題を解決するための情報源となる。物体(ターゲット)に色図形を取りつけ、空間内で捉えた物体を撮像空間の中で匿名化した情報に変換する。また、物体の移動・滞留等を把握するためトラッキングデータから行動情報を獲得し、トラブル発生の原因とヒトの判断・行動との関係性分析を紐解く手法(VTA)へ導く。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 無線通信技術応用、IoT・機械学習
  • 担当の支援業務:電子機器のEMC(電磁両立性)試験
  • 代表的な研究成果: 光スペクトル計測による作物成長度の分析システムの開発、屋内外対応無線ハイブリッド型遠隔監視システムの開発
【3】端子台における接触不良の検出・予測システムの検討

端子台の接触不良による火災事故低減対策としては、定期的な増し締め、発熱検出、抵抗測定などがあるが、これはメンテナンスのタイミングでしか確認されず、発熱してからでは手遅れになる可能性がある。また抵抗測定においては非通電状態でないと対応できないといった問題点があった。そこで、今回実用化を意識し、活線状態(通電状態)でモニタリング可能な接触不良検知システムを構築し、接触不良に起因するリスク低減を図った。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 電気安全
  • 担当の支援業務:電気電子計測
  • 代表的な研究成果: AM技術を活用した絶縁部品設計技術の開発
【4】グロー放電発光分析法による銀めっき中のアンチモンの深さ方向分析

電気自動車のコネクタなどに使用される硬質銀めっきには、アンチモンなどの有害元素が添加されているものがあり、これら添加元素の分析は品質管理上、重要である。本研究では、グロー放電発光分光分析法による銀めっき中のアンチモンの深さ方向分析を検討した。本方法により求めた銀めっき中のアンチモン濃度は、他の分析法の定量結果と良い一致を示し、グロー放電発光分光分析によりアンチモンの深さ方向分析が可能であった。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 表面分析
  • 担当の支援業務:機器分析、表面分析
  • 代表的な研究成果: 工業材料の表面分析、深さ方向分析
【5】摂食介助の現地調査に基づくスプーンデザインの研究

誤嚥性肺炎を防ぐためには、安全に栄養を摂取し、誤嚥時に咳き込める体力を維持することが重要である。本研究は、介護現場の使用実態調査、嚥下専門職の知見、および摂食介助動作の解析を統合したデザインアプローチにより、適切な介助動作を誘導する食具の開発を目指すものである。これまでに既存スプーンの形状分析や実態調査等から現場の課題を明らかにした。今後は嚥下専門職の知見と動作特性を設計に反映し、介助に適した持ち方や動作を引き出す食具設計を行う。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: プロダクトデザイン
  • 担当の支援業務:製品開発にかかわるデザイン相談、試作支援
  • 代表的な研究成果: プロダクトデザインにおけるカラーユニバーサルデザイン研究
【6】顕微赤外による劣化樹脂の機械学習判別法の検討

赤外分光分析のライブラリ検索では困難である劣化樹脂について、昨年度、ATR法のスペクトルをもとに機械学習を行い高精度な判別モデルの開発を行った。しかし、異物分析で多用される顕微赤外法のスペクトルはATR法と異なる部分やベースラインの歪みがあるため、このモデルでは精度が低下してしまう。そこで、本研究では顕微赤外法のデータを用いて機械学習モデルの検討を行った。その結果、6種の樹脂について98%以上の高精度に判別可能な機械学習判別モデルが開発できた。 

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 有機化学
  • 担当の支援業務:機器分析、耐候性試験
  • 代表的な研究成果: 機械学習を利用した劣化樹脂判別方法の検討、麻繊維を用いた複合樹脂の開発
【7】高精度な感情分析を実現する軽量言語モデルの開発

BERTに代表されるEncoder型言語モデルは、文書分類、感情分析、質問応答などの自然言語理解タスクで広く利用されている。これらのモデルは、Self-Attentionによって文全体の大域的な文脈を捉える能力に優れている一方で、近接する単語や短いフレーズに現れる局所的特徴を効率よく扱う点には改善の余地がある。本研究では、Self-Attentionによる大域的文脈理解と、局所的な言語特徴の抽出を両立する識別・理解向け言語モデルを提案し、その有効性を検証した。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: AI/ML
  • 担当の支援業務:高速シリアル通信試験
  • 代表的な研究成果: 局所的特徴と大域的特徴を考慮可能な識別系言語モデルの開発
【8】Wi-Fiや5Gの電波強度を用いた自己位置推定手法の開発

屋内における位置測位の需要が高まる中、位置指紋測位は絶対位置推定が可能な手法として広く用いられているが、他手法と比較して精度が低い課題がある。本研究ではWi-Fiおよびローカル5Gを用い、電波強度に加えて測定値の標準偏差を導入し、ユークリッド距離に基づく類似度評価に重み付けを行う手法を提案した。評価の結果、Wi-Fi単独と比較して位置推定誤差を約17%低減した。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: センシング技術
  • 担当の支援業務:高周波部品測定
  • 代表的な研究成果: 通信用電波を用いたセンシング技術の開発
【9】モーションキャプチャを用いたドローンの飛行性能評価

狭隘空間でのドローン活用では手動操作による実証が主流であるが、今後自律飛行の開発が本格化する。本研究では、30台の赤外線カメラによる屋内広域モーションキャプチャシステムを用いて、非GPS環境でのドローン飛行評価環境を構築した。機体の反射マーカーから姿勢を算出し、約100秒の飛行シーケンスで主要な飛行特性を網羅的に評価可能とした。産業用とトイドローンの比較で、ホバリング安定性に5~8倍の差を定量的に明らかにした。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 自律走行ロボット
  • 担当の支援業務:ROS2講習会
  • 代表的な研究成果: 屋外用自律走行ロボットの地図作成効率化技術
【10】メカナムホイールを搭載した全方向移動ロボットの段差克服と推進力向上

建設現場や工場では、メカナムホイールを搭載した全方向移動ロボットが移動台車として使用されている。姿勢を変えずに移動できるため、狭所や高精度な位置決めが必要な作業に用いられる。一方で、床面の段差や継ぎ目で停止しやすいことが課題となっている。本研究では、段差に強い全方向移動機構を開発し、位置決め性能を維持したまま、段差乗り越え性能と推進力を向上させた。これにより、ロボットの作業領域を拡大し省人化に貢献できる。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: メカトロニクス
  • 担当の支援業務:走行耐久性試験
  • 代表的な研究成果: トー角可変機構を搭載したメカナムホイールロボットの開発
【11】木漏れ日感を指向した揺らぎ光の印象に関する研究

環境に自然要素を取り入れるバイオフィリックデザインの一環として、木漏れ日を模擬した揺らぎ光の心理・生理効果を検討した。LEDと反射板により揺らぎ特性を制御し、30名に揺らぎ光を見せた場合の主観評価と脳波測定を実施した。その結果、主観的には快適と評価された一方、生理指標では覚醒反応が確認され、揺らぎ光は快適感と覚醒効果を誘発する可能性が示された。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 光計測
  • 担当の支援業務:光源計測
  • 代表的な研究成果: 人の明るさ感度測定方法の開発、青色光網膜傷害リスクレベル評価方法に関する研究
【12】音環境の制御による体験価値の設計:静音性が香りの識別に与える影響

人の五感は相互に影響しており、感性価値を高めるためには各感覚を適切に考慮する必要がある。例えば、食事体験は味覚から得られる印象が大きい一方で、聴覚や視覚を含む五感による複合的な体験である。本研究では、ウィスキーのテイスティングを対象として音環境が香り識別に与える影響を検証した。結果、静音環境ほど識別精度が高く、会話音声や復唱タスクによって識別能力が低下することを示した。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 音響工学
  • 担当の支援業務:騒音評価・音質評価
  • 代表的な研究成果: 製品音のサウンドデザイン(バドミントン打音、スイッチ操作音等)
【13】腰部サポーターの生理・運動学的効果の総合評価

非医療用腰部サポーターの需要が高まる中、その評価は主観や一時的な姿勢変化に留まっている。本研究では生理指標を組み合わせた多面的な評価手法を確立し、長時間座位における効果検証と、安全・効果的な設計指針の構築を目的とした。45分間の座位作業実験の結果、姿勢変化は限定的なものの、筋疲労や不快感を有意に抑制すること、さらに支持範囲によって呼吸数や頭部姿勢への影響が異なることが示された。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 人間工学
  • 担当の支援業務:生理計測
  • 代表的な研究成果: 腰部サポーターの総合評価
【14】安くてわかりやすい!PCRアレイ試験の紹介

シワやハリに関連する遺伝子発現解析は化粧品業界ではよく行われている。網羅的に遺伝子発現を解析する方法としてDNAアレイやRNA-Seqといった方法があるが、高価な装置が必要であったり、また解析できる遺伝子数が多すぎ、専門とする研究者でないとわかりにくいという問題がある。本研究では、リアルタイムPCR法という汎用的な技術を用い、かつ解析する遺伝子を絞ることにより、安くてわかりやすい網羅的な遺伝子発現解析系を構築し、新しい技術支援として提案する。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: バイオマテリアル
  • 担当の支援業務:化粧品原料の生物学的評価
  • 代表的な研究成果: 脱細胞化細胞外マトリックスの開発
【15】ケラチンを素材としたヒト爪甲モデルの開発

ヒトや生体組織を用いた評価にはコストや倫理面の課題があり、生体を模倣する代替モデルの使用推進が化粧品業界で広がりつつある。都産技研は羊毛由来ケラチンを用いたヒト爪甲モデルを開発した。脂質を混合する特許技術により、既存のモデルでは成しえなかった実際のヒト爪同様の親油性物質透過性を有しており、爪用化粧品の有効性を効率的に評価することが可能である。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: バイオイメージング
  • 担当の支援業務:質量分析、化粧品浸透評価
  • 代表的な研究成果: 質量イメージング用基板の開発
【16】金属めっき皮膜の迅速な腐食寿命評価のための電気化学試験

金属めっき皮膜の耐食試験は塩水噴霧試験が一般的であり、電気化学的耐食性試験法はJISなどの規格がない。材料開発・製品開発において、耐食試験は多く時間を要する点が課題となっている。本研究では、ニッケルめっき鋼板の電気化学的手法による腐食寿命評価を提案し迅速な耐食評価手法を確立するとともに、従来法である塩水噴霧試験との比較を行い、腐食時間の対応を見出した。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 電気化学
  • 担当の支援業務:めっき、耐食性評価
  • 代表的な研究成果: めっき皮膜の画像による外観評価手法開発、水電解電極材料開発
【17】マグネシウム合金の表面浸食と機械的性質劣化の定量的相関評価及び劣化度予測技術の開発

展伸用マグネシウム合金(AZ31)の腐食に伴う曲げ破断強度の劣化度推定・診断の指標を確立し、外観画像から劣化度を推定する深層学習予測システムを開発した。AZ31合金の2%塩水浸漬に伴う粗さパラメータRa及びRzの変化と曲げ破断応力劣化を定量的に紐づけ、さらにレーザー顕微鏡表面外観顕微鏡像2274枚と対応する表面粗さデータを用いて深層学習及び粗さパラメータ予測を行い、実測値と予測値の間で相関係数0.9以上を得た。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 金属材料解析、製品製造技術開発、リサイクル技術
  • 担当の支援業務:金属材料の表面技術、製造技術
  • 代表的な研究成果: マグネシウム合金の防食技術、微量元素分析
【18】がんマーカーを迅速検出する小型センサチップの開発

がんの早期発見や治療経過の評価に役立つバイオマーカーとして注目されているHSP90は、細胞内でタンパク質の働きを助ける分子であり、がん患者では血液中の濃度が高くなることが報告されている。しかし、従来の測定法は大型装置や煩雑な操作を要するという問題があった。本研究では、HSP90に特異的に結合するペプチドをLSPRセンサに固定化することで、8mm角の小型チップ上で簡便かつ迅速な検出を実現した。本技術は在宅医療やベッドサイドでの活用が期待される。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: ペプチド化学
  • 担当の支援業務:食品中の成分分析
  • 代表的な研究成果: ペプチド機能化LSPRセンサの開発
【19】産地と成分特性から探るカカオ豆の加工適性解析

チョコレートの品質に関わるカカオ豆の成分特性を明らかにするため試験を実施した。13産地のカカオ豆の分析により、酸味に酢酸、乳酸が寄与することが示唆された。酢酸の多い豆は低温のローストで酸味が低減する一方、乳酸が多い豆は高温のローストが必要であった。48時間のコンチングによって、酢酸は有意に減少したが、乳酸は変化しなかった。さらにロースト、コンチングにより香気プロファイルが変化することも示された。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 食品成分分析
  • 担当の支援業務:香気分析
  • 代表的な研究成果: チョコレート製品・原料の品質評価方法の確立
【20】樹脂材料のPBF-LB/P(樹脂粉末AM:3Dプリンタ)への適用性総合評価

PBF-LB/Pは次代の量産技術として期待されるAM技術である。この技術の発展への寄与を目的とし、材料開発支援を可能にする樹脂材料の適性評価体制を整えた。事例として粉末化した造形物を再度造形に使う試みを示す。粉体特性、造形プロセス、造形物評価により、粉末化した造形物の物性は通常材と異なるが、 5%の混合なら造形は問題ないことが判明した。この結果は造形物を造形材料として利用可能なことを示唆している。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: Additive Manufacturing
  • 担当の支援業務:試作支援
  • 代表的な研究成果: Additive Manufacturingのプロセス改良
【21】空気導入・流量制御を組み合わせた熱分解GC/MS

各種素材の加熱時に発生するガス評価では、加熱雰囲気における酸素の有無が発生機構に大きく影響する。本研究では、一般的な仕様の熱分解装置とガスクロマトグラフ質量分析計を使用し、試料加熱時における空気の取り込みおよびガス流量制御を組み合わせることで、実環境を模した空気を模した雰囲気下での高温加熱発生ガスの簡易分析手法を開発し、ヘリウム雰囲気との比較により、発生成分の変化を確認した。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 分析化学
  • 担当の支援業務:有機物成分分析
  • 代表的な研究成果: 熱分解GC/MSを活用した異物分析
【22】赤外分光ヘーズを用いた不透明材料評価

本研究では、赤外分光とヘーズ測定を組み合わせた新しい評価手法により、不透明材料の内部状態を非破壊・迅速に可視化する技術の開発に取り組む。食品、コスメ・医薬、複合材料、塗料などの分散系材料を対象に、粒子分散状態や内部不均一性を評価可能とし、従来は困難であった工程管理や品質ばらつきの把握を容易にする。本技術は高価な装置を必要とせず、評価コストおよび解析工数の低減に寄与する。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 樹脂成形加工
  • 担当の支援業務: 光学物性評価
  • 代表的な研究成果: 偏光計測を活用した材料評価
【23】小型導電球を用いた単純・高分解能な電気接触式傾斜センサ

傾斜センサは人間の動作検知といった用途で広く使用されており、中でも電気接触式傾斜センサは低消費電力と単純なシステムという利点を有するため、近年研究が進められている。しかし、従来の電気接触式傾斜センサは分解能が低く、様々なアプリケーションへの応用に制限がかかっている。そこで本研究では、三次元の電極によって一つの小型導電球でも安定動作可能な電気接触式傾斜センサを提案し、従来よりも高分解能化を実現した。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: MEMS技術
  • 担当の支援業務: レーザ加工機、実装関連機器
  • 代表的な研究成果: 単純・高分解能な電気接触式傾斜センサの開発
【24】鉄鋼材料の組織及び硬さからの磁気特性の推定と検証

磁気特性および、材料硬さは鉄鋼材料の微細組織の影響を大きく受ける。また、微細組織は熱処理の影響を受ける。これまでは硬さと磁気特性の関係又は、炭素量と磁気特性の関係は得られているものの、「組織」、「硬さ」、「磁気特性」の代表的な研究成果: つの関係はあまり得られてなかった。そこで、本研究ではこれらの関係を再評価した。結果として、フェライト-パーライト組織と、ソルバイト組織での磁気特性は、硬さとの相関があることが分かった。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 非破壊検査
  • 担当の支援業務:非破壊検査(超音波探傷、磁粉探傷、浸透探傷)
  • 代表的な研究成果: 超音波探傷法によるTi加工変質層の検出・評価
【25】厚鋼板のデジタル透過撮影における金属スクリーン種別効果検討

厚鋼板のX線デジタル撮影で重要となる散乱線低減に主に用いられる鉛スクリーンに対して、スクリーンから発生する二次光子に着目した銅などの非鉛金属スクリーンの散乱線低減効果を、数値解析による検討及び評価を行い、加速器を用いた撮影で実証した。材質に拠る効果の大きさは検出器の構造に拠るが、厚さ1mm程度の銅スクリーンで、鉛スクリーンに対して二次光子発生率で最大4倍、撮影画像上での1%厚み差に生じるコントラストをIPで10~20%改善した。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 放射線非破壊検査
  • 担当の支援業務:非破壊検査、遮へい性能試験
  • 代表的な研究成果: 放射線デジタル撮影の散乱線影響検討、多方向照射IVR室の術者被ばく評価
【26】ステンレス鋼/セラミックス複合材料における分散状態の解析と材料物性評価

ステンレス鋼にセラミックス粉末を添加した複合材料では、フィラーと母材の分散状態が材料特性の向上に重要な役割を果たす。本研究では、マルチフラクタル解析により、フィラーの形態・分散性・連結性および母材の形態を数値化し、材料物性との関係性を定量解析する手法を開発した。本手法はフィラーおよび母材の分散状態の数値的評価を可能にし、将来的には材料特性の向上を目指した材料開発や材料設計への貢献が期待される。

研究者プロフィール:

  • 専門分野:複合材料、粉体粉末冶金
  • 担当の支援業務: 金属組織観察
  • 代表的な研究成果: ステンレス鋼/セラミックス複合材料の解析・開発
【27】曲げと圧縮工程を利用した小曲げ半径および高アスペクト比断面を有する面内曲げ部品の成形

面内曲げ部品は、バスバーなどの導電部品として用いられている。面内曲げ加工は、一般的には成形難易度が高く、座屈やねじれが容易に生じる。本研究では、棒材を曲げおよび圧縮工程により成形することにより、小曲げ半径および高アスペクト比断面の面内曲げ部品を成形可能であることを示した。本手法を用いれば、曲げ半径を従来比1/4に低減しながら、断面のアスペクト比を10程度に成形可能であり、部品の小型化や軽量化に寄与することが期待できる。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 塑性加工
  • 担当の支援業務:絞り試験、塑性加工シミュレーション
  • 代表的な研究成果: 面内曲げ部品の成形法の開発、耳を抑制する深絞り加工法の開発
【28】弾性体適用金型を用いたTi-6Al-4V合金板の絞りしごき加工

冷~温間域での低延性を理由として一般的に700℃以上の加工温度で成形されるTi-6Al-4V等のチタン合金は、冷間で塑性加工が困難であったが、パンチとしわ抑えのモーションを個別に制御・負荷する手法を開発した。チタン合金の絞りしごき成形時には個体潤滑剤または酸化被膜の形成が必要であったが、金型の一部に弾性体を適用することで、無潤滑での加工を達成した。

研究者プロフィール:

  • 専門分野: 塑性加工
  • 担当の支援業務:塑性加工
  • 代表的な研究成果: Ti-6Al-4合金板の温・冷間プレス成形法

3: 施設公開

製品開発を加速させる機器・装置を体感
本部が誇る20の実験室を自由に見学いただけます。

金属AM装置(3Dプリンター)
昨年リニューアルしたIoT展示スペース

お申し込み方法

ご参加にはウェブからの事前登録が必要です。(参加無料)
以下のリンクより、お申し込みフォームへお進みください。

 

会場・アクセス

会場

地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター 本部
(東京都江東区青海2-4-10)

アクセス

(地図・詳細は「アクセス」ページをご覧ください)

ゆりかもめ「テレコムセンター」駅から

1A出口より 徒歩2分

りんかい線「東京テレポート」駅から

  • B出口より 徒歩15分
  • 都営バス海01 テレコムセンター駅前下車
  • 無料送迎バス 研究発表会当日は無料送迎バスを増便いたします。

9月11日の無料送迎バス時刻表

710 20 30 40 50
800 10 20 30 40 50
900 20 40
1000 20 40
1100 20 40
1200 40
1300 20 40
1400 20 40
1500 40
1616 34 54
1704 24 34 44 54
1804 14 24 34 44 54
19 
東京テレポート駅発 都産技研本部行
716 26 36 46 56 
806 16 26 36 46 56
916 36 56
1016 36 56
1116 36 56
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1516 56
1610 30 50
1700 20 30 40 50
1800 10 20 30 40 50
1900
都産技研本部発 東京テレポート駅行
  • 駅から本部までの送迎バスの所要時間は約5分です。交通状況により所要時間が変わることがあります。
  • 通常の定期便発車時刻と乗り場は本部-無料送迎バス時刻表と乗り場をご覧ください。
     

お問い合わせ

「研究発表会・施設公開2026」運営事務局(日刊工業新聞社内)

  • TEL: 03-5644-7032(平日10時から17時まで 土日・祝日を除く)
  • E-mail: tiricm@nikkan.tech

過去の開催内容

研究成果発表会

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