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nanoDot線量計 ‐ 微小領域・線量マッピング -

公開日:2023年12月1日 最終更新日:2024年11月12日

nanoDot線量計 ‐ 微小領域・線量マッピング -
  • 1cm×1cm×2mmと小さい線量計のため、細かい場所の線量を測定が可能
  • 持ち運びが容易で照射後も安定しているため出張線量測定にも対応
  • 照射エネルギーに対応した独自の校正曲線を作成し、線量値の信頼性を確保

装置の特徴

nanoDot線量計は、OSL(Optical Stimulated Luminescence)線量計の一種で、50μGy~10 Gyまでの幅広い放射線の量を繰り返し測定することが可能です。さらに、1cm×1cm×2mmと小型なので局所の線量を測定でき、工場等、現場への出張線量測定も可能です。

狭い場所の線量を測定

1cm×1cmと小型のためX線防護メガネのフレームのような狭い場所でも、前後にnanoDotを貼り付けることで遮へい率を測定できます。

図1.nanoDot線量計を使用したメガネフレームの遮へい率測定の画像
図1.nanoDot線量計を使用したメガネフレームの遮へい率測定

線量マッピング

nanoDot線量計を一様に並べて照射することで照射場の線量マップの作成することができます。応用例としては、試験体の各位置に線量計を貼り付けて照射することで、部分的な照射線量を一度に測定することができます。

図2 ガンマ線照射装置内の線量マッピングの測定の画像
図2 ガンマ線照射装置内の線量マッピングの測定
図3 線量マッピングの例の画像
図3 線量マッピングの例

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