主な内容

X線非破壊検査や放射線計測などの放射線応用技術についての研究開発・技術支援を担当しています。

  • X線非破壊検査の高精度化(デジタルラジオグラフィ、CTなど)
  • 放射線遮へい材の設計(数値解析、スペクトル測定など)
  • 局所線量分布の評価など

X線非破壊検査、放射線・放射能計測、放射線・電子線照射

X線非破壊検査は、製品や部材の内部を破壊せずに検査する検査法です。その中でも近年世界的に需要の高まっているデジタルラジオグラフィ、CTを中心に、像質の改善や画像解析、高速度化に関する研究開発・技術支援を行っています。

放射線・放射能計測として、小型の素子検出器から大型の半導体検出器まで様々な検出装置を用いて、線量だけでなくエネルギーやその分布を計測し、材料の評価や遮へい性能の評価に関する研究開発・技術支援を行っています。

また、ガンマ線や電子線の照射試験も行っており、照射の影響や新たな照射方法の開発などに関する研究開発・技術支援を行っています。

機器利用

低エネルギー電子加速器

※機器利用のご利用方法・ご利用料金は、機器利用ページにてご確認ください。

依頼試験

  • ガンマ線照射試験
  • 照射食品検知試験
  • X線透過撮影
  • X線透視検査
  • X線CT検査
  • X線遮へい試験
  • ガンマ線遮へい試験
  • 中性子遮へい試験

※依頼試験のご利用方法・ご利用料金は、依頼試験ページにてご確認ください。

その他ご相談の上、オーダーメード型技術支援にて、放射線防護具の開発支援[PDF](放射線シミュレーション解析・放射線スペクトル測定・線量測定に関する試験)およびX線CTデータ解析[PDF](欠陥/介在物、STLファイル生成、CAD比較、肉厚測定、寸法測定および繊維配向)を承ります。

主な装置

  • X線検査装置
  • X線CT装置
  • ガンマ線照射装置
  • 液体シンチレーション測定装置
  • 低エネルギー電子加速器
  • TLDリーダー

主な研究

共同研究

  • 多方向照射血管造影手術における散乱線影響と防護具の開発 (2020年度)
  • 低エネルギー電子線における線量均一化法の開発(2020年度)

基盤研究

  • 高エネルギー放射線透過撮影試験デジタル撮影方法のスクリーン効果検討 (2023年度)
  • 有機塩基を用いたCO2捕集によるバイオベース度測定法の実証(2023-2024年度)
  • 長期保存を目的としたソフトエレクトロンによる諸島産レモンの表面カビ殺菌法の開発(2023年度)
  • TLD線量計の測定技術の向上とシミュレーションモデルの作成(2024年度)
  • X線CTスキャンのデータ容量低減技術の開発(2022年度)
  • X線CTスキャンデータ解析技術の向上(2023年度)
  • リソグラフィーへの利用に向けた軟X線によるエネルギー付与の検討(2022-2023年度)
  • 微細加工に向けた軟X線エネルギーと高分子架橋の関係性およびフィルム線量計の応答性の検討 (2024年度) 

外部資金導入型研究

  • 余盛付き溶接部デジタルラジオグラフィにおける散乱線影響解析 (研究助成、一般社団法人日本非破壊検査協会、2020年度)
  • 可搬型X線照射装置による殺菌を利用したベトナムの文化財修復の要素技術の共同開発(科学研究費助成事業、独立行政法人日本学術振興会、 国際共同研究(B)、2021-2024年度)
  • エックス線作業主任者等に対する効果的な教育に関する研究(厚労省 労災疾病臨床研究事業費補助金、2024-2026年度)
  • 中性子放射線遮蔽材開発のための実測とシミュレーションの相互比較(受託研究、2023年度)
  • アラニンから生成するラジカルの時間分解測定および糖類を利用した線量計の開発(科学研究費助成事業、独立行政法人日本学術振興会、基盤研究、2019-2021年度)

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