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照明器具の配光(光度分布)を測る、大型配光装置

公開日:2021年4月15日 最終更新日:2024年11月8日

照明器具の配光(光度分布)を測る、大型配光装置
  • シーリングライトやダウンライトなどの照明器具について配光(光度分布)の測定が可能
  • 光学系に回転ミラーを採用することにより照明器具の点灯姿勢を変えることなく、各水平断面における光度を計測可能
  • 12 mの測光距離を確保(12 mの長さの照明器具まで対応可能)

動画で見る、大型配光装置

測定装置の特徴

本装置では光度測定、配光測定(光度分布)、照度測定、全光束測定が可能です。受光器にはJIS AA級相当の照度計を用いており、およそ1 cdの光度から測定することができます。

配光測定における角度ピッチの設定では鉛直角は1度から水平角は1度から180度の範囲で設定することが可能です。また、試験品は鉛直上向きもしくは鉛直下向きに設置できることから実使用環境に近い形での測定ができます。

図1 大型配光装置の構造の画像
図1 大型配光装置の構造

活用事例

照明器具の配光曲線(図2)を取得することで照明器具設計にご利用いただけます。配光測定をご利用いただいたお客さまにはIESデータ(注1)のお渡しもできますので別途ご相談ください(注2)。IESデータを用いることで照明シミュレーションが可能になります(図3)。

一般照明器具以外にも、トンネル照明や街路灯など特殊用途の照明器具の配光設計にも利用できます。
また、大型配光装置ではJIS C 8105-5に準拠した全光束の測定も可能です。

注1)IESデータ:配光特性を保存したデータのこと。
注2)お渡しするIESデータは参考データとなります。

図2 配光曲線の画像
図2 配光曲線
図3 IESデータを用いた照明シミュレーションの画像
図3 IESデータを用いた照明シミュレーション

 仕様および利用料金

仕様詳細および利用料金については下記設備ページをご覧ください。

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