食品技術センターとの組織統合により食品産業支援を強化
公開日:2021年4月1日 最終更新日:2024年11月8日

都産技研と東京都立食品技術センターは2021年4月1日に組織統合し、食品技術センターは都産技研の組織の一つとなりました。
都産技研は、食品技術センターでこれまでに培われてきた知見や技術を融合し、食品産業支援を強化していきます。
食品技術センターの紹介
食品技術センターは、都内食品産業の振興および都民の食の安全と食生活の充実を図ることを目的に、1990年、「東京都立食品技術センター」として設立されました。消費者ニーズの多様化など、食品業界を取り巻く社会情勢の変化を踏まえ、中小食品製造業者の基盤的な経営力強化のため、2021年4月、都産技研と組織統合しました。魅力的な商品開発のために、技術の高度化や新技術導入など、さまざまな支援を強化し、食品産業における技術的課題の解決や東京の地域資源を活用した食品開発などを積極的に進めています。
食品技術センターの依頼試験
お客さまの多様なニーズ・ご依頼に応じて、食品原材料や加工食品などについて、化学、物理および微生物に関する各種の測定・分析を実施しています。また、試験結果に基づいた技術的なアドバイスも行います。(都産技研の依頼試験事業の詳細については依頼試験ページをご覧ください。)
■ 化学試験
水分、たんぱく質、脂質、灰分、無機質、pHなどの測定・分析を行います。


■ 物理試験
粘度、色彩値、Brix値、水分活性などの測定を行います。
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■ 微生物試験
生菌数、大腸菌群定性、耐熱性芽胞菌数、酵母数などの測定を行います。
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食品技術センターの機器利用
お客さま自身にご利用していただける各種の試験機器を設置しています。食品の物性測定、微生物試験、保存試験など、さまざまな試験にご活用いただけます。機器の操作方法などについては職員がサポートいたします。(都産技研の機器利用事業の詳細は機器利用ページをご覧ください。)
■ 設置機器一覧
- 赤外水分計
- 簡易反射式光度計
- ストマッカー
- 恒温恒湿器
- 分光光度計
- デジタル屈折計
- クリーンベンチ
- 乾燥器
- pH計
- 色差計
- 高圧滅菌器
- 減圧乾燥器
- 電子はかり
- 水分活性測定器
- 乾熱滅菌器
- レトルト殺菌器
- B型粘度計
- ホモジナイザー



食品技術センターの研究開発
原材料や加工食品の特性評価技術、微生物利用と安全性確保技術、原材料の機能性解明と加工技術の開発など食品産業における技術的課題の解決や、東京の地域資源を活用したオリジナル食品の研究開発を行っています。(都産技研の研究開発事業の詳細については研究・開発ページをご覧ください。)

原材料成分を酵素で抽出した非加熱ソース

東京独自の納豆菌による淡泊な風味と日持ち良好な納豆

香味の優れた選抜酵母を用いた日本酒

生きた乳酸菌を豊富に含むコマツナキムチ

ブランド豚肉TOKYO Xの特徴を活かした
非加熱の発酵サラミ

特有の食感や鮮やかな色を活かした果実酢
アクセス

〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-9 東京都産業労働局秋葉原庁舎 6階から8階(7階受付)
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