ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 採用情報 > 先輩職員インタビュー 吉次なぎ

先輩職員インタビュー 吉次なぎ

印刷用ページを表示する 更新日:2021年10月21日更新

先輩職員インタビュー 吉次なぎ

インタビュー動画

バイオインフォマティクスを活用し創薬に役立つ新技術を開発したい

学生時代からの研究を発展させていける環境

―都産技研を志望したきっかけを教えてください。

学生時代からの研究を継続して取り組めるだけでなく、専門外の領域とも連携して知見を広げていける環境だと感じ、都産技研を志望しました。実際、専門外の研究内容から自分の研究に活かせるアイディアが得られることは珍しくありません。今後は自分の知識を専門外の分野で活かす方法を探していきたいと考えています。

 

―現在取り組んでいる業務や研究テーマを教えてください。

研究業務では、核酸実験の基盤となる解析方法を開発しています。具体的にはRNA-seq解析技術の開発を進めており、非コードRNAの検出や機能推定の手法を情報学的観点から探究しています。例えば、非コードRNAは存在が知られていないものも多く存在するため、既存のゲノムやアノテーション情報を使わずに、次世代シーケンサーの出力データからその発現を検出するための方法を開発しています。
一方、支援業務では、USBやHDMIといった高速通信規格の電気的適合性試験などを担当するほか、中小企業でも取り組みやすいサイバーセキュリティ対策セミナーも担当しています。

業務風景

和やかな雰囲気で仕事ができる

―今後の目標を教えてください。

目標は、自分の研究を実用化につなげることです。例えば、バイオインフォマティクスの手法を用いて、創薬に役立つ技術を開発すること。タンパク質をターゲットにした医薬品は開発が高コストになるため、RNAやDNAなど、タンパク質以外をターゲットにする医薬品開発に活用できる技術を目指しています。

 

―最後に、就職活動に臨む学生へのメッセージをお願いします。

都産技研には、アカデミックな研究機関と企業の研究開発部門の中間のような特徴があると思います。技術系の公的機関ではありますが“おかたい”雰囲気はなく、お客さまとの技術相談でも研究員同士でも、和やかな空気感に包まれています。まずは説明会やインターンシップにご参加いただいて、都産技研の雰囲気を知っていただきたいですね。

業務風景

 

IoT技術グループってこんな部署

IoT(Internet of Things)技術を駆使した生産性の向上や産業活性化のために、中小企業のIoT製品の開発やIoT関連サービスの開発を支援しています。IoTに関わる技術シーズの研究開発や、さまざまな産業の中小企業との共同研究に取り組んでいます。また、IoT機器で用いられるUSB等の規格に準じた性能試験も行っています。


■先輩職員プロフィール

 吉次 なぎ副主任研究員

 情報システム技術部 IoT技術グループ

 2017年度入所

 


ページの先頭へ