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57 市場でのリコールなど、RoHS(II)指令違反で指摘された事例はありますか?

印刷用ページを表示する 更新日:2023年7月1日更新

緊急情報システム (RAPEX)

違反事例の公開

​EUでは安全に関するリスクが高い法規制不適合製品が発見された場合、EU委員会に通知され、下記の方法で、それぞれEU委員会に通知され、違反事例として公開されます。

  • 消費者向け製品(非食品製品)
    EU共同体緊急情報システム:Rapid Alert System(RAPEX)
     
  • 消費者向け製品以外でCEマーキング対象製品
    Information and Communication System on Market Surveillance(ICSMS)

 

RAPEX

規則や指令に適さない違反行為については当該メーカーと製品メーカー違反行為の内容は、緊急警告システム(RAPEX)を通じてSafety Gate(外部リンク)で情報公開されます。

RAPEX(Safety Gate)

2005年以降の通知内容が保管されており、毎年2,000〜2,500件ほど通知されていて、約32,000件がデータベース化されています。

RAPEX(Safety Gate)

ブランド名や製品の写真等とリスクの詳細が記述され、撤去、リコール命令や妥当な期間の供給中止、制限などが出されます。

 

市場監視の強化

製品の安全性および市場監視の強化に関する法律 (EU) 2019/1020(外部リンク)

EU法令は、EU加盟国以外にEEA EFT四か国(アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス)、トルコや海外諸国及び領域(OCTS)のフランス領ギアナやサンマルタンでも適用されますので、RAPEXでの処置が要求される可能性があります。

2019年7月に製品の安全性および市場監視の強化に関する法律 (EU) 2019/1020が施行され、市場監視が強化されました。また、2022年6月にブルーガイド2022(外部リンク)(The Blue Guide on the implementation of the product rules 2022 is published)が発行され、市場監視の強化についても追加されました。
 

市場監視

市場監視の目的

製品が、

  • 一般的な健康と安全
  • 職場の健康と安全
  • 消費者、環境と公安の保護
  • EU法によって保護されているその他の公共の利益

など、公共の利益の高レベルの保護を提供する該当する要件を満たしていることを確認すること

市場監視の範囲

市場監視の範囲は、(EU)2019/1020の第2条で定義されています。

(EU)2019/1020は、EU法に同じ目的を持つ特定の規定がない限り、非食品の設計、組成、および表示に関する特定の要件を確立するほとんどのEU法の市場監視を規制しています。

医薬品や鉄道信号インフラなどの、一部のカテゴリーの商品は、その法令の適用を受ける場合は対象外となります

市場監視当局

市場監視当局は、市場投入時、または該当する場合はサービス開始時に適用される法的要件への製品の準拠を確認します。

市場監視の枠組みの中で実行されるチェックは、製品が市場に投入された後、製品の流通のさまざまな段階や場所で実施されます。

事業者が適用される義務を遵守しない場合、市場監視当局から適切な措置を講じることを要求してされ、市場監視当局から罰則を課されます。その罰則は各国により異なっています。

 


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