Q6:RoHS(II)指令の製品カテゴリーについて教えてください。
最終更新日:2025年2月27日
RoHS(II)指令のカテゴリー分類
RoHS(II)指令は、RoHS(I)指令で引用していたWEEE(I)指令と切り離し、RoHS(I)指令で適用除外にしていた医療用機器(カテゴリー8)と監視および制御機器(カテゴリー9)も対象としています。
また、10カテゴリーに適用されないその他の電気・電子機器をカテゴリー11として追加し、11カテゴリーに分類しています。その結果、定格電圧で交流1000Vまたは直流1500V以下のすべての電気・電子機器がRoHS(II)指令の適用を受けることになっています。
RoHS(II)指令の各カテゴリーの適用時期についてはカテゴリーごとで異なっていました。現在は2019年7月22日からのカテゴリー11の適用開始により、すべてのカテゴリーで適用されています。RoHS(II)指令における現在の製品カテゴリーの内容は以下の表のとおりです。
RoHS(II)指令のカテゴリー分類一覧
No. | カテゴリー名 |
---|---|
1 | 大型家電製品 |
2 | 小型家電製品 |
3 | ITおよび通信機器 |
4 | 民生用機器 |
5 | 照明機器 |
6 | 電動工具(大型据付式産業用機械を除く) |
7 | 玩具・レジャーおよびスポーツ機器 |
8 | 医療用機器 体外診断用医療機器 |
9 | 監視および制御機器 産業用監視・制御機器 |
10 | 自動販売機 |
11 | 上記のカテゴリーに適用されないその他の電気電子機器 |
企業は上記の中から対象製品について製品カテゴリーを決定し、RoHS(II)指令に対応します。また、更新されていく適用除外の見直し等は、カテゴリーごとに行われるため、この点にも注意する必要があります。