2025年度 本部

海洋生分解性プラスチックの性能評価 ―ISO 16636発行と東京湾での実施事例―

最終更新日:2026年2月27日

アピールポイント

  • 日本発の新規格を採用
  • 実海洋環境で分解性を評価
  • 環境配慮製品の開発を支援

技術内容

技術の特徴

  • 試料を海中へ浸漬し、浸漬前後の重量と厚みの変化を測定するフィールド試験
  • ダイバーによる作業を必要とする従来のISO規格と比べて簡便かつ安全な方法

技術の概要

生分解性プラスチックの評価法

海洋は低温・微生物の密度が少ないなどの要因から陸域(土壌・コンポスト)に比べると分解量や速度が低いことが懸念されます。
従来のラボ試験(海水と試料をビンに入れて培養し、分解ガス量から生分解量を測定)では、海洋環境の模擬が困難という課題があるため、新規格のフィールド試験を実施しました。

左側:「ラボ試験」の図。ビンに入れた試料の写真とともに「ラボでは、海洋環境の模擬が困難」と記述されている。右側:「フィールド試験(新規格)」の図。海洋環境で直接評価するフロー(通水孔のある容器に試料を入れる→海中へ浸漬→崩壊度の算出)が写真とイラストで示されている。浸漬期間は1~3か月間が目安である等の説明も記載されている。
図1:ラボ試験と新規格フィールド試験の比較

企業へのご提案

  • 海洋生分解プラスチックの材料を検討している方
  • 東京湾(実環境)での分解性を評価してみたい方

オーダーメード型技術支援にて試験を受託します。共同研究での実施も可能です。

研究成果に関する文献・資料

  • ISO 16636:2025 "Plastics - Disintegration field test of plastics under water environmental conditions"
  • 2025年5月12日付プレスリリース「実際の海・湖で海洋生分解性プラスチックは『分解』にどれだけ時間がかかるのか? -海洋生分解性プラスチックの実環境での生分解性を実証するための試験方法を定めた国際規格が発行-」

研究者情報

事業所
本部
グループ
バイオ技術グループ
担当者
田中 真美
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