2025年度 本部

拡散反射率を活用した塗装した外装木材の維持管理の提案

最終更新日:2026年2月27日

アピールポイント

  • 塗装した外装木材の劣化状態がその場で分かる
  • 塗料の塗布量を簡便に管理できる
  • 塗り替えまでの期間の予測に活用できる

技術内容

技術の特徴

  • 表面形状(粗さや割れなど)に感度の高い拡散反射率に着目
  • 拡散反射率とはっ水度の関係性を塗装面の劣化診断に活用

技術の概要

 木材を使用した建物の外壁写真。経年変化により塗装の状態が変化している様子。
図1:外装木材の例

外装木材には一般的に塗装がされており、長期間使用するためには、塗り替えによる適切な維持管理が必要です。

従来の方法である目視やはっ水度測定などの点検では、外装木材の劣化が深刻化する前の初期の劣化状態を評価することができませんでした

本技術では、塗装面の拡散反射率を測定することにより、塗装面の初期の劣化状態、再塗装後の修復状態、屋外にさらされた後の劣化状態(はっ水度)を予測できます。

再塗装前、塗布1回、2回、3回と塗布回数が増えるごとに、反射率が低下していくことを示す棒グラフ。塗布量の管理に利用できることを示唆している。
図2:再塗装における反射率(1300nm)の変化
塗装後(耐候性試験前)の1300nmの反射率と、耐候性試験後のはっ水度の関係を示す散布図。反射率とはっ水度には負の相関関係(R2=0.82)が認められ、反射率測定から将来の劣化(はっ水度低下)を予測できる可能性を示している。
図3:反射率(1300nm)と耐候性試験後のはっ水度の関係

企業へのご提案

  • 外装木材の維持管理、点検業務に興味のある方
  • 木材用塗料の開発や性能評価を行いたい方

共同研究先を募集しています。

研究成果に関する文献・資料

村井ら, 第56回国際木材保存会議(IRG) 要旨集 (2025)

研究者情報

事業所
本部
グループ
プロセス技術グループ
担当者
村井 まどか
共同研究機関・共同研究者
株式会社アールシーコア
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