2024年度 本部

LA-ICP-MSによる定量分析に向けた試料作製法の開発

最終更新日:2025年1月30日

アピールポイント

  • 手間を要する酸処理が不要な微量元素分析方法
  • 様々な微粉末状の固体試料に適用可能
  • LA-ICP-MSの汎用性・柔軟性を大きく向上

    ※LA-ICP-MS:レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析

技術内容

技術の特徴

  • 粉末試料を分散させたペーストを膜状に成形することで均一な試料作製に成功
  • 市販のICP用標準液を用いることで任意の測定濃度と内標準元素を選択可能

技術の概要

スクリーン印刷を用いた試料作製

工程イメージ

分析例

チタニア中の不純物元素を分析

本手法の利点

  • 手間を要する酸処理が不要 → 試料準備が簡便
  • 粉末試料の種類によらず適用可能 → 高い汎用性
  • 市販のICP用標準液を使用可能 → 容易に入手可能、柔軟に調製可能

企業へのご提案

  • 微量元素濃度の管理に活用したい方
  • 分析用試料作製キットの商品化に興味をお持ちの方

    お気軽にご相談ください

研究成果に関する文献・資料

Kobayashi et al. Analytical Sciences, 39, 10, 1757-1762 (2023)
 

知財情報

特開2023-040915

研究者情報

事業所
本部
グループ
計測分析技術グループ
担当者
小林真大

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