2024年度 本部

熱硬化性炭素繊維強化プラスチック(CFRP)とアルミニウムの接着強化に向けたコーティング剤の開発

最終更新日:2025年1月30日

アピールポイント

  • マルチマテリアル部材の軽量化に貢献可能
  • 過酷な環境においても接着強度が向上
  • 簡易なプロセスでCFRPと金属の接着を実現
     

技術内容

技術の特徴

  • コーティングでCFRP表面を平滑化
  • 接着層を面接触にし接着強度を向上
     
用途例:ドローン

技術の概要

従来手法

成形時に微細な凹凸が生じる

 コーティング剤なし

接着剤が溝に入り込まない
→点接触により強度低下を招く恐れがある

開発手法

低粘度のコーティング剤が溝に入る
  • コーティング剤あり(フィラーなし)

    塗布することで接着剤が面接触になる
  • コーティング剤あり(フィラーあり)

    表面にフィラーを隆起させ、アンカー効果をもたらし、アルミニウムとの接合強度の向上 
環境試験後の引張りせん断接着強度
※環境試験:冷熱衝撃試験500サイクル(1サイクル:150℃30分、-40℃30分)

企業へのご提案

  • 金属から熱硬化性CFRPへの材料変更により自動車やドローンなどを軽量化
  • マルチマテリアル部材の開発

ご相談をお待ちしております

研究成果に関する文献・資料

小野澤ら,強化プラスチックス,Vol.68,No.9(2022)

知財情報

特許第7102659号
 

研究者情報

事業所
本部
グループ
プロセス技術グループ
担当者
小野澤明良

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