2023年度 本部

塩水噴霧試験(2) 腐食過程の自動観察装置

最終更新日:2024年11月12日

アピールポイント

  1. 手間をかけずに自動観察
  2. さびがいつ・どこで生じたかを特定
  3. さび面積の推移を定量的に表示

技術内容

技術の特徴

★試験者・評価者の負担を軽減しつつ、 従来より高精度で多様なデータを提供  

  1. 透明壁面+自動注水+自動撮影→塩水噴霧試験中の自動観察を実現
  2. 機械学習と画像解析を組み合わせ、 一定基準でさびを認識し、面積も算出
注水による槽内の可視化の様子

技術の特徴

撮影画像

  • 亜鉛めっき鋼板 [膜厚:約1μm]
  • 5分純水浸漬+噴霧
  • その他の条件はJIS Z 2371準拠
亜鉛めっき鋼板の塩水噴霧試験の様子

さび面積の推移

白さびは3時間後、赤さびの初発生は11時間後に検出される

製品形状や他の材質も対応可能

ねじ・アイボルト・真鍮の塩水噴霧試験の様子

支援例:腐食原因と対策

さび発生の初期症状は点状
↓腐食部の分析を実施
塗装時の異物付着の可能性
→塗装環境の改善へ

企業へのご提案

さびが発生する時間や場所、広がる速度のデータを使い、製品の開発を促進します。

  • 製品の最もさびやすい箇所を特定
    →材料や構造などの改良による開発の促進
  • さびが初めて発生する時間を特定
    →現製品の耐食性を精密に評価

知財情報

特許 第7148100号

研究者情報

事業所
本部
グループ
プロセス技術グループ
担当者
石田 祐也
共同研究機関・共同研究者
板橋理化工業株式会社、千葉工業大学

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