2023年度 本部(DX推進センター)

EMCにおけるノイズ源識別手法の開発

最終更新日:2024年11月12日

アピールポイント

  1. 行列分解アルゴリズムにより放射ノイズ源となる素子を推定
  2. 複数のノイズ源が発する放射ノイズから個別のノイズ成分を分離

技術内容

技術の特徴

  1. 単一チャンネル信号からノイズ源を分離
  2. 放射ノイズについてピークとなる周波数帯域と発生時間を評価
EMCにおけるノイズ源識別手法の開発

技術の概要

  • 本開発では、時間ドメインで取得した波形をスペクトログラムに変換し、非負値行列因子分解 (NMF)と呼ばれるアルゴリズムによって周波数成分と時間成分へと分解します。 
  • 分解の際、各ノイズ源の発生周期等の事前情報を制約に加えることにより、特定のノイズ源に対応した成分を推定することが可能となります。
オシロスコープにより遠方界信号を時間ドメインで取得

本手法で得られた時間成分と、近傍界から取得した周期情報を比較することで、ノイズ源を推定します。

企業へのご提案

  • EMCにおけるノイズ源探索をアルゴリズムによって行うことで、経験に基づかない客観的なノイズ源推定を行えます。
  • ノイズ源を推定したい電子回路設計者や、 本技術を測定器に組み込みたいソフトウェア開発者など、興味のある方は是非ご相談ください。

研究成果に関する文献・資料

鈴木ら, 令和3年電気学会全国大会, 1-022, pp. 30-31 (2021)

知財情報

特開 2022-113121

研究者情報

事業所
本部(DX推進センター)
グループ
IoT技術グループ
担当者
鈴木 聡

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