2023年度 多摩テクノプラザ

炭素繊維強化プラスチック(CFRTP)の前処理なし接着を開発

最終更新日:2024年11月12日

アピールポイント

  1. 接着強度が2.5倍に向上
  2. 導入が容易
  3. 前処理を省略しコスト削減

技術内容

技術の特徴

  1. 前処理が不要
  2. プレス成形時に不織布を一体成形し微細な凹凸形状を形成し接着強度向上
  3. 鋼材のスポット溶接と同等の接着強度
従来法はプライマー等の前処理が必要であったが、開発報では不織布と一体成形することで前処理を省略
従来法と開発報の比較図

技術の概要

一般的なプレス成形

シート状の材料を積層しプレス成形→成形品(未処理品)
一般的なプレス成形の図

 

最表面に樹脂、形状は平滑→接着強度は低い
一般的なプレス成形の成形品の断面写真

開発法

不織布を一体成形→成形品(開発品)
開発法の図
CFRTP(黒)、不織布(灰色)
最表面に不織布、形状は凹凸→アンカー効果による接着強度向上
開発法の成形品の断面写真
 

未処理品

プライマー処理品

ショットブラスト処理品

開発品

引張せん断接着強度(MPa)

3.4

4.9

5.3

8.6

※CFRTPの樹脂はPP樹脂を使用

企業へのご提案

共同研究の募集

  • 金属材料からCFRTPへ材料変更による輸送機器の軽量化
  • マルチマテリアル部材の開発

知財情報

特許出願中

研究者情報

事業所
多摩テクノプラザ
グループ
複合素材技術グループ
担当者
武田 浩司

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