障害者スポーツ研究開発推進事業とは
事業目的
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(都産技研)は、東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした障害者スポーツ振興の一環として、 障害者スポーツ用具の新製品開発支援を実施しています。実用化・製品化に向けた研究開発が必要な障害者スポーツ用具のうち、一般向け障害者スポーツ用具の製品開発を対象 として採択したテーマは都産技研と共同研究を実施し、採択企業の開発経費は都産技研が負担(委託)します。都産技研は、本事業による新たな障害者スポーツ用具の開発を通じ、障害者スポーツのすそ野の拡大に貢献していきます。
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障害者スポーツ研究開発推進事業_紹介(外部リンク)
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障害者スポーツ研究開発推進事業[PDF]
公募型共同研究
本公募事業では、実用化・製品化に向けた研究開発が必要な障害者スポーツ用具のうち、一般向け障害者スポーツ用具の製品開発を目的とするテーマを募集します。 障害者スポーツ用具・サービスの製品化・事業化が見込まれる採択されたテーマの研究開発における必要経費限度額内を都産技研が委託費と して負担する共同研究を実施します。
2017年度採択
新素材を活用したバドミントン用車いすの開発/株式会社オーエックスエンジニアリング
車いすバドミントンのプレーに適した軽量な車いすの開発
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障害者スポーツ研究開発推進事業_公募事業_OX(外部リンク) - 過去の関連記事
新素材を活用した、パラアスリート向けバドミントン用車いすの開発
公募型共同研究による開発品が パラスポーツに使用されています
世界最速を目指したスポーツ用義足および関連技術の開発/株式会社Xiborg
下肢切断患者の社会参加促進を最終目的とし、トップダウン/ボトムアップの双観点から行うスポーツ義足の研究開発
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障害者スポーツ研究開発推進事業_公募事業_Xiborg(外部リンク) - 過去の関連記事
トップアスリート向け競技用義足の 新モデルを開発[PDF]
2020年度採択
一般向け軽量Mgバドミントン用車いす開発/株式会社オーエックスエンジニアリング
これまでに得たバトミントン用車いすの知見を基に、より多くの選手が使用できる軽量なマグネシウム合金製のバトミントン用車いすの開発
アーチェリー弓具コンパウンドボウの開発/株式会社西川精機製作所
本体は主にハンドル・カム・リムから構成されており、この3点に開発テーマを絞った研究開発
スポーツ義足用高性能アダプターの開発/株式会社名取製作所
スポーツ用義足アダプターの高機能化により、普及の妨げになっている課題を解決・改善し、障害者スポーツ普及に貢献
2022年度採択
競技用等車いす加工技術を活かした超軽量子ども用車いすの開発/株式会社マクルウ
パラスポーツ用や重度障害児用車いすフレーム等の加工技術を活かし、子どもが格好いいと感じる「パラスポーツ用車いす」の形状をした超軽量の子ども用車いすの開発
基盤研究
「基盤研究」とは、競技用/一般用にかかわらず障害者スポーツの普及に貢献する技術について、要素技術の開発やその実用化を目的とします。
2017年度採択
子供用歩行(走行)支援機器の開発
手助けがあれば歩行可能な2から6歳程度の子供を対象
国内の利用環境を考慮(屋内・道路の狭さ、福祉機器に対する認識)
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子ども用歩行器を試作開発
さわれるスポーツ観戦 ーTangible Sportsー
視覚障害者の新たなスポーツ観戦方法を提案
情報をリアルタイムにピンディスプレイへ提示するシステムの開発
2020年度採択
スポーツ義足用アダプターの軽量最適化と品質保証方法の構築
スポーツ義足用アダプターの軽量最適化/アダプター部品の品質保証方法の検討
マグネシウム製スポーツ器具の開発
従来製品の設計仕様の解析/マグネシウムの強度異方性、圧縮・引張特性に及ぼす結晶方位分布の影響を調査するモデルの構築
パラバドミントン用車いす着座時の座位姿勢定量化技術の基礎的検討
バドミントン用車いすに求められるシーティングの要件抽出/車椅子と座位姿勢のワンショット3Dスキャン方法の確立
過年度の実績
障害者スポーツ用具の新製品開発支援を目的に「公募型共同研究」を2017年度から2019年度で実施しました。公募型共同研究先の中小企業開発品が東京2020パラリンピック競技大会で使われ、好成績を収めました。
過去のプレス発表
トップアスリート向けパラスポーツの技術を広く普及 一般の障害者向け高性能スポーツ用具等を国際福祉機器展[H.C.R2023]に出展
東京2020大会のレガシーを子ども用車いすに!障害者が使いやすい高性能な用具の共同研究を開始します