設備紹介
墨田支所
【墨田支所】におい嗅ぎ付きガスクロマトグラフ質量分析計
公開日:2025年4月1日 最終更新日:2025年4月1日

- におい(揮発性成分)に関連する分析が可能です
- さまざまな形状の測定品に対応できるような前処理装置を搭載しました
- 消臭機能を有する製品の評価試験や、クレームなどの異臭分析ができます
※本装置は公益財団法人JKA補助事業による補助を受けて設備導入しました。
装置の特徴
ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)は、主に揮発性のある成分(ガス化する成分)が分析対象であり、その成分特定ができる装置です。今回導入した装置は、GCMSに加えてにおい嗅ぎポートが付属しています。そのため、検出した揮発性成分のうち「におい」に寄与する成分を、ヒトの嗅覚を使って見つけることができる点が大きな特徴です。生活雑貨品や介護・福祉関連の製品評価にご利用いただけます。

評価事例1 におい分析試験(異臭分析)
におい嗅ぎ付きGCMSを使って、製品から発生するにおい成分の特定を行うことができます。製品に含まれる特徴的な香気成分の探索や、意図せず含まれた異臭成分の特定などの試験に役立ちます。さまざまな製品の形状(液体、粉体、製品本体など)を測定できる前処理装置を搭載しています。
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評価事例2 消臭性試験
繊維製品や生活雑貨品に施した消臭加工の性能を評価できます(SEKマーク繊維製品認証基準やISO規格に準拠)。また、都産技研オリジナルの模擬臭(例えば、人工尿臭)を使った評価試験も実施しています。さらに、企業様の要望に併せて、検討したい模擬臭の調合および評価方法の確立などを行うことができますので、ぜひご相談ください。
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