設備紹介
本部, 実証試験技術グループ
設計図面との差異を1000分の1mm単位で測れる、三次元座標測定機
公開日:2021年6月1日 最終更新日:2025年3月19日

- X、Y、Z軸方向にそれぞれ独立した測長スケールを持った測定機
- 機械部品などの長さ、角度、輪郭形状、幾何偏差などを接触式により測定可能
- 門固定・テーブル移動構造により誤差要因を排除し、高精度の測定を実現
動画で見る、三次元座標測定機
測定装置の特徴
スタイラスと呼ばれる先端に球のついた測定子で測定対象物の表面に接触して測定を行います。測定する要素によって最低限必要な測定ポイント数が決まっています。
例えば、直線は2点、平面は3点の測定ポイントが必要ですが、通常はそれより多いポイント数で測定することで、真直度や平面度、真円度などの形状公差を求めることができます。
また、5方向にスタイラスを向けて配置することで、上面だけでなく側面にある要素も一緒に測定できるので、ノギスやマイクロメータなどの簡便な測定器具では難しい平行度や直角度などの姿勢公差、位置度や同軸度などの位置公差の評価を行うことができます。

活用事例
図面通りに製品ができているかを検証できます。
測定ポイントが限られるため、表面の部分的な歪みなどの確認は苦手としますが、紙の図面に書かれているような寸法や幾何公差を1000分の1mmの単位で高精度に測定することに適しています。

仕様および利用料金
仕様および利用料金については設備ページをご覧ください。
関連情報
- 高精度三次元座標測定機
- 三次元座標測定機 [城南支所]
- 三次元座標測定機[電子・機械G]
同じカテゴリの記事