事業紹介 バンコク支所

バンコク支所 9月より新事務所に移転。さらに便利で魅力的な技術支援へ

公開日:2024年12月15日 最終更新日:2024年12月15日

バンコク支所新事務所の入るInterchange21ビル

お客さまの利便性を高め、より魅力的な技術支援をお届けすべく、バンコク支所は事務所を移転し、2024年9月より新事務所にて業務を開始しております。本記事では、バンコク支所の概要や新事務所の紹介、最近の取組みなどについて2回に分けて概説します。

バンコク支所の概要

バンコク支所は2015年4月に開設し、今年で10年目を迎えております。設立目的は「ASEAN地域に展開する日系中小企業の技術支援を実施すること」であり、主に技術相談や技術セミナー開催による情報提供を行っています。現在、タイ工業省や現地の工業会、東京都中小企業振興公社などと連携しながら、年間300件を超える技術相談に対応しています。また、技術セミナー(無料)は年間5回以上開催しております。

新事務所オープン

これまでバンコク支所は、BTS(高架鉄道)のEkkamai駅より徒歩15分の場所に事務所(旧事務所)を構えていました。旧事務所はタイ工業省管轄下の敷地内にあり、周囲にいくつかの現地工業会が併設されていたため、比較的連携も取りやすい環境でした。しかし、お客さまにとって利便性が悪いことが大きな難点でした。そこでお客さまの利便性を高めるべく、BTSのAsok駅およびMRT(地下鉄)のSukhumvit駅から直結のInterchange21ビルの20階2011号室に新事務所を構えることとなりました(図1、図2)。2024年9月より新事務所をオープンし、おかげさまで順調に業務を実施しております。また、新事務所は東京都中小企業振興公社(Tokyo SME)タイ事務所に隣接していることから、当センターバンコク支所の技術支援およびTokyo SMEタイ事務所の経営支援を一貫して受けることができる、より魅力的な支援環境となっております。

図1:旧事務所と新事務所の周辺図
図2:新事務所の立地

移転記念セミナーの開催

新事務所オープンを記念し、10月15日に移転記念セミナーを開催しました。多くの日系企業の方々にご参加いただき、新事務所や今後のバンコク支所について紹介することができました(図3)。また、京都大学ASEAN拠点所長の縄田栄治特任教授より、「タイの農業:商業化・集約化・多様化」についてご講演いただき、タイにおける農業の重要性について改めて認識する良い機会となりました(図4)。さらに、セミナー後はネットワーキングを開催し、参加者にとってとても有意義な交流の場になりました。

図3:開会挨拶(当センター三尾理事)
図4:縄田教授の基調講演

本部、支所におけるタイ人職員の研修および施設見学、タイプラスチック協会の本部見学対応

10月23日より25日の3日間、タイ人職員3名が訪日し、本部、支所にて研修および施設見学を行いました。初日の午前中に都産技研に関する研修を受講し、その後約2日間掛け、本部、支所合わせて計18カ所を見学しました(図5、図6)。また、25日午前中のタイプラスチック協会の本部訪問においては、通訳として同行し、スムーズな見学対応に貢献しました(図7)。見学後にサーキュラーエコノミーに関する検討会も実施し、来訪者の方々も十分満足していただけたと思います(図8)。

図5:環境試験室を見学中のタイ人職員
図6:城南支所を見学中のタイ人職員
図7:タイプラスチック協会の本部見学
図8:タイプラスチック協会との記念撮影

次回はバンコク支所の普段の業務について紹介します。
 

 

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