スタイラスと呼ばれる先端に球のついた測定子で測定対象物の表面に接触して測定を行います。測定する要素によって最低限必要な測定ポイント数が決まっています。
例えば、直線は2点、平面は3点の測定ポイントが必要ですが、通常はそれより多いポイント数で測定することで、真直度や平面度、真円度などの形状公差を求めることができます。
また、5方向にスタイラスを向けて配置することで、上面だけでなく側面にある要素も一緒に測定できるので、ノギスやマイクロメータなどの簡便な測定器具では難しい平行度や直角度などの姿勢公差、位置度や同軸度などの位置公差の評価を行うことができます。
図1 測定に必要なポイント
図面通りに製品ができているかを検証できます。
測定ポイントが限られるため、表面の部分的な歪みなどの確認は苦手としますが、紙の図面に書かれているような寸法や幾何公差を1000分の1mmの単位で高精度に測定することに適しています。
図2 製品の検証
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