マイクロフォーカスX線CT装置
最終更新日2025年3月31日

用途
マイクロフォーカスX線発生装置と300万画素のフラットパネル検出器を搭載した縦照射型X線検査装置です。 斜めCTタイプですので、薄い平たい電子基板でも高倍率でCT撮影が可能です。 ICパッケージ内部検査、実装済みのプリント基板のはんだ付け検査、セラミック・プラスチック・金属部品のクラック・異物混入などの検査等に有効です。 撮影した画像は、3Dデータのフリービューアソフトでも観察可能です。 ※ROMなどの電気的データが破壊される可能性があるため、データの復元ができないメモリが実装されている場合は注意が必要です。
仕様
X線出力:最大管電圧160 kV 最大管電流100 µA 定格出力16 W
搭載可能サイズ:470 mm × 420 mm × 100 mm 最大5 kg
透視検査ストローク:X:460 mm、Y:410 mm、Z:100 mm、回転±180°、傾動:60°
透視空間分解能:1 µm(JIMAチャートを分解)
CT撮影範囲:X:350 mm Y:350 mm
ラミノ角(CT撮影角度):45°または60°
検出器:フラットパネル検出器
透視視野(カーボン板上):(縦)0.75 mm ×(横)1.3 mm~(縦)21 mm ×(横)38 mm
CT視野(カーボン板上): 3 mm ~ 30 mm(ラミノ角45°時), 3 mm ~ 14 mm(ラミノ角60°時)
ソフトウェアオプション:VGStudio(3次元画像処理ソフトウェア)
機器概要
- 分類
- B:非破壊検査
- 担当部署
- 電子技術グループ
- 導入年度
- 2023
- 型番
- Xslicer SMX-6010
- 製造者
- 島津製作所
- 対応試験規格
- 備考
※ご注意※
斜めCT装置は電子基板や平たい金属・樹脂等を高倍率で観察するに適した装置です。
Z方向はきれいなスライスになりますが、XY方向にノイズが大きくでます(例えば、球を観察した時、XY方向は卵の形にみえます)。
直行CT装置ですと構造物を観察するのに適しております。
本部および各拠点のCT装置詳細はTIRI News 2017年11月号[PDF]をご参考ください。本装置利用をご検討の方は以下のフォームより利用可否の判定を実施ください。
選択いただいた内容に合わせて、対応する問い合わせURLをご案内します。
マイクロフォーカスX線CT装置(多摩テク保有)利用前事前確認(外部リンク)機器操作方法は以下マニュアルからご確認いただけます。
マイクロフォーカスX線CT装置操作マニュアル [PDF]
料金表
設備利用 | 試験項目 | 項目コード | 適用料金(税込) | |
---|---|---|---|---|
中小 | 一般 | |||
機器利用 | (11)マイクロフォーカスX線CT [1時間につき] | S32211 | 2,710円 | 5,810円 |
依頼試験 | (1)エックス線透過試験 エックス線透視検査試験によるもの [5分につき] | TD11411 | 1,970円 | 3,240円 |
依頼試験 | (1)エックス線透過試験 エックス線透視検査試験によるもの(同一試験の追加) [5分につき] | TD11412 | 500円 | 1,080円 |
依頼試験 | (1)エックス線透過試験 エックス線CTによるもの [1スキャンにつき] | TD11421 | 22,870円 | 45,740円 |