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太陽光と海水からグリーン水素を発生する 非貴金属系の光触媒を開発! ~酸化チタン光触媒へのTi 3+の安定的導入と 高表面積化を両立させる新技術~
公開日:2024年9月6日 最終更新日:2024年10月3日
光と海水による水素生成は、光触媒の劣化や活性不足という課題がありました。都産技研(地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター)は、慶應義塾大学およびフォトジェン株式会社と共同で、酸化チタンの格子内にTi3+を安定的に増加させる技術を開発しました。このTi3+を多く含む酸化チタンは、太陽光への応答や水素生成能が大きく改善されます。さらに、海水分解時に極微量のエタノールを添加することで、相乗効果によって海水分解性能の向上につながることを見出しました。この成果は、持続可能な水素社会を実現するための技術開発に向けた一歩となります。
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