2024年度相オ
多摩織(東京の伝統工芸品)の新製品開発支援
最終更新日:2025年4月28日

製品名
多摩織スカーフ・ショール「hikariful」
支援メニュー
技術相談、オーダメード型技術支援
製品の説明
多摩織の一種である「お召織」により作製したスカーフとショール。縦糸は多色に染色された糸を用い、「お召織」の技法により細かな凹凸形状を形成して光で輝く水面を表現している。
課題
多色に染色された絹糸を部分的に漂白することでデザイン性を付与し、商品価値を向上させたい。適切な漂白方法を教えてほしい。
支援内容
テーマ
オーダーメード型技術支援による試作品作製
複数の方法で漂白試験を実施し、試作品を作製した。また、実施した漂白方法を技術移転した。
利用事業
- 期間:2023年10月から2024年3月まで
- 担当部署:複合素材技術グループ
技術相談
- 2023年10月:染色された絹糸の部分漂白について相談。
オーダーメード型技術支援
- 2023年10月:漂白試験による試作品作製①。
- 2024年3月:漂白試験による試作品作製②。
成果
東京都中小企業振興公社「東京手仕事」プロジェクト2024の開発品として製品化できた。各百貨店のほか、オンラインショップ「小粋屋東京」で販売している。
有限会社澤井織物工場
- 所在地:東京都八王子市高月町1181
- 事業内容 :創業後、約120年の歴史がある織物製造企業。卓越した技術を保有する代表の澤井氏は平成29年に多摩伝統工芸士会会長に就任。地元織物産業の発展に尽力し、令和3年に黄綬褒章を受章、令和6年に名誉都民に選出。