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火山灰からなにかを―三宅島火山灰使用セラミックスタイル調建築材料の開発
印刷用ページを表示する 更新日:2016年12月19日更新
東京都立産業技術研究所 2001年6月18日
三宅島火山灰を使用し、水プラズマ溶射技術を用いてセラミックスタイル調建築材料の開発をしました。
概要 | 当研究所では、金属の柱材や板材、軽量発泡コンクリート壁材等の表面に約1500℃に溶けた三宅島の火山灰をコーティングして、漆黒を基調とするセラミックスタイル調の建築材料を開発しました。 |
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特徴 | 開発品は従来にない大形の製品を造ることができます。 |
効果 | 今回の開発の結果については特許申請をしており、三宅島復興の際には新しい産業の創設や雇用の創出として産業振興に貢献できるものと考えられます。 |
その他 | 本開発は、当研究所が溶射メーカの大阪富士工業株式会社(兵庫県尼崎市)と建築資材メーカのサンコーテクノ株式会社(東京都荒川区)と共同で開発しました。 6月21日から23日に東京ビックサイトで開催される「第7回建築リフォーム&リニューアル展」において、共同開発した企業のうち、サンコーテクノ株式会社が本開発品を展示する予定です。 |
金属製化粧柱
型枠が不要で、作業工程の簡素化と化粧工程が省略できる
タイル材
塗装が省略でき、密着性に優れ耐久性がある
軽量発泡コンクリート壁材
表面は硬くて傷が付きにくい
共同開発研究者 大阪富士工業株式会社 サンコーテクノ株式会社