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アイソトープ・放射線と私たちの将来 3.アイソトープ・放射線と私たちの将来(1)

印刷用ページを表示する 更新日:2016年12月19日更新

 

(1)放射線利用の将釆

アイソトープ・放射線の利用は、線源としての利用と目じるし(トレーサ)としての利用を中心に、医学、工業、農林水産業など極めて広い分野において進められ、私たちの生活に役立っています。

また、電子線照射装置やイオン加速器等の放射線発生装置は、装置の改良に伴って今後の発展が期待されています。

近年の放射線安全取扱技術の進歩が、こうした利用の拡大の道を切り開いています。

私たちの身のまわりは、各種の有害物質に汚染されています

東京などの大都市では、環境問題の解決が重要な問題です。放射線の持つ強力な分解作用を利用して、各種の環境汚染物質を分解し、無害化する新しい技術の開発が期待されています。すでに、PCBの分解・無害化の技術が開発されています。いまでは下水処理過程や各種排水処理などに利用する技術開発が進められています。

今後のアイソトープ・放射線の利用の方向はどうなるでしょうか

医療分野でのアイソトープ・放射線の利用は、ポジトロンCT(PET)の開発など引続き急速な技術進歩と利用の拡大が進んでいます。放射線発生装置の工業利用でも、超LSI製造や各種の表面処理などの先端技術分野における利用が広がっています。

さらに安全性の高い低エネルギーの放射線発生装置の開発は、今後放射線利用分野を飛躍的に拡大させる可能性があります。

技術を根に,応用分野を果実にたとえた樹木の絵

東京都立産業技術研究所では、アイソトープ・放射線に関する研究とともに、各種の依頼試験・分析、技術指導、講習会(以上有料)を行っています。また、放射線に関するいろいろな相談(無料)については、電話、書面、面談などにより、いつでも応じております。

 


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