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アイソトープ・放射線のはなし 2.アイソトープ・放射線の利用のいろいろ(2)

印刷用ページを表示する 更新日:2016年12月19日更新

 

(2)吸収や反射の利用

アイソトープや放射線発生装置からの放射線には、光と同じように物質に当たると反射・散乱されたり吸収されたりする性質があります。反射や吸収される放射線の量は・放射線の種類(X線・ガンマ線・べ一タ線など)、エネルギー、物質の種類によって、それぞれ異なります。この性質を利用して、容器内の内容物のレベルや大気中の粒子濃度などが測定できます。

レベル計の模式図

容器内の液面が上がると検出される放射線量は多くなります。

ベータ線モニタの模式図

ろ紙に粉塵が付着すると透過する放射線量が少なくなります。

放射線の測りかた

放射線は物質中を通過するとき、物質を電離したり、物質から蛍光を発生させたり、写真フィルムを感光させたりします。この作用を利用して放射線を測ります。電離作用を利用した測定器にはガイガーミュラー計数管、半導体検出器などがあります。蛍光作用を利用したものには、シンチレーションカウンターや熱ルミネッセンス線量計があります。フィルムバッジは、フィルムへの感光作用を利用したものです。

 


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