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アイソトープ・放射線のはなし 2.アイソトープ・放射線の利用のいろいろ(1)

印刷用ページを表示する 更新日:2016年12月19日更新

アイソトープ・放射線は、他の物質や可視光線などと異なった様々な特質をもっています。アイソトープ・放射線の特質を理解していただくために、放射線のいくつかの特質をいかした実際の利用の仕方について説明します。

(1)透過性の利用

皆さんが健康診断を受けられる際に利用されているX線の透過写真による診断法(レントゲン撮影)が、放射線の物質透過性を利用した技術の代表例です。また、船や飛行機のエンジンや隔壁などの割れ目やきずの検査もX線や、コバルト-60、セシウム-137などのアイソトープから放出されるガンマ線を使って調べられています。

 

アラジンがランプを透視し,居眠りするなと言っている図

アラジンが放射線をつかったら・・・?

CT診断装置の図

X線CTによる診断

放射線の種類

放射線には、X線をはじめアルファ線、べ一タ線、ガンマ線や中性子線、粒子線などがあります。アルファ線はヘリウムという元素の原子核の流れで、薄い紙1枚を透過することができません。べ一タ線は電子の流れです。ガンマ線は光と同じものですが、エネルギーがきわめて高く、鉄板をも透過する高い透過力が特徴です。

 


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