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アイソトープ・放射線のはなし 1.私たちと放射線のかかわり(2)
印刷用ページを表示する 更新日:2016年12月19日更新
(2)放射線の発見は約100年前
放射線の発見
1895年レントゲン氏は、真空管から透過力の強い「光」が出ることを発見し、X線と名付け、手の骨格写真を撮影しました。
アイソトープの発見
1896年ベクレル氏は「暗黒下で写真乾板を感光させる性質」を持つ鉱物(ウラン化合物)を発見し、「感光性の目に見えない光=放射線」と名付けました。
アイソトープの分離
1898年、キュリー夫人は、放射線を出す鉱石からラジウム元素(アイソトープの一つ)の分離に成功しました。そして、放射線を放出する性質を放射能と定義しました
アイソトープ・放射線の利用の拡大
X線やラジウムは発見と同時に医学に積極的に利用されました。さらにその後、原子炉や放射線発生装置が開発され、人工アイソトープが製造されたため、医療や工業・農業などの分野において、診断、治療、非破壊検査などに画期的な飛躍がもたらされました。こうして、人類は放射線・アイソトープを積極的に研究し、利用する時代に入りました。