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アイソトープ・放射線のはなし 1.私たちと放射線のかかわり(1)

印刷用ページを表示する 更新日:2016年12月19日更新

 

(1)宇宙は放射線でいっぱい

宇宙空問では、宇宙線と言われる放射線が飛び交っています。放射線や放射線の発生源であるアイソトープはまさに宇宙そのものの自然の存在です。約46億年前に誕生した地球は現在よりも多くのアイソトープが存在していました。これらのアイソトープは永い年月の間にしだいに壊れて少なくなりました。また、地球はその強力な磁力によって宇宙線に対する防御壁(バリア)を作り上げています。地球の表面は比較的放射線の少ない環境です。生物を構成する有機物はこのような環境の中で、紫外線を含む放射線の作用により、作り出されたと考えられています。生物はその誕生の時から放射線と深いかかわりを持ち続けてきました。

放射能と放射線の違い

放射線を放出する元素を放射性同位元素またはラジオアイソトープといいます。普通略してアイソトープと呼びます。放射能とは、物質の放射線を放出する能力・性質をいいます。放射線は、放射能をもつ物質からでるガンマ線などをいいます。照明器具を例にとると、アイソトープは電球、放射能は電球のワット数、放射線は光に相当します。

 


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