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スペシャルメッセージ

印刷用ページを表示する 更新日:2022年2月1日更新

情報システム技術部部長入月康晴

都産技研では、現在、中小企業の5G・IoT・ロボットの普及促進支援事業に力を入れており、積極的に情報系人材の採用を行っています。第四次産業革命の核となるIoT、ロボットや人工知能(AI)、その基盤となる5Gをはじめとする次世代通信技術を積極的に活用することで、中小企業の産業振興を図ろうとしています。

(1)IoT分野として、中小企業のIoT製品の開発やIoT関連サービスの開発支援、(2)ロボット分野として、自走式案内・搬送ロボットを実現する機構設計・ソフトウェア・安全性評価の技術シーズ提供と、ロボットの製品化・事業化を目指す支援、(3)通信応用・5G分野として、5G、さらにはBeyond 5Gといった次世代通信技術の普及を目指し、必要となる高周波技術ならびにアルゴリズムの研究開発支援を行っています。

骨格認識

開発した広角カメラ映像からの人物骨格認識

また、(4)電気電子分野として、電気機器、電気材料等の特性評価や開発支援、車載用等のEMC評価支援、高電圧機器や保安用器具の耐電圧等の評価支援、半導体製造技術を応用した微細加工技術の開発支援、(5)光音分野として、照明製品や光学材料等の光学特性の計測、機械製品等の動作音の音響分析、建築材料等の吸音・遮音特性計測等の支援を行っています。

情報・電気電子系としましては、情報技術(ロボット、IoT、通信応用・5G分野)、電気電子技術(電気応用、EMC(車載用等)、高電圧、MEMS分野)、光音技術(照明・光学計測、音響分野)等に関する人材を特に求めています。

基地局

模擬店舗内に設置したローカル5G基地局(ミリ波帯:28GHz)

 

物理応用技術部部長三尾淳

機械系で採用を予定している技術分野は、「メカトロニクス・機械情報制御」、「素形材加工・分析評価」、「構造解析・設計評価」、「機械機構解析・精密計測」の4分野です。

「メカトロニクス・機械情報制御」分野では、機械機構の電子制御または遠隔制御などを行っています。最近では、IoTの活用を求められることが多く、機械機構のみならず電子情報の知識を有することが望まれます。

「素形材加工・分析評価」分野では、金属材料のさまざまな加工技術とその性能解析を多様な機械装置や分析装置を用いて行っています。材料品質の評価や加工方法とともに、性能解析技術の知識を期待しています。

業務風景

若手からベテランまで自身の専門性を活かして活躍しています

 

「構造解析・設計評価」分野では、機械構造の設計とその構造および性能を、各種シミュレーションで可視化するなどを行っています。三次元CADや構造解析ソフトウェアの知識に加え、実測定の知識を有することが望まれます。

「機械機構解析・精密計測」分野では、さまざまな強度評価試験機により機械機構を解析したり、各種の計測装置を用いて寸法・精度測定をしたりしています。材料および機械構造に関する試験の知識や、品質管理についての知識が望まれます。

機械系はこれまでも幅広い産業分野に対応していますが、今後は他分野との融合により、自動化や省力化、環境対応、人間との共存など、近い将来への課題解決を目指しています。こうした課題へ意欲的に取り組んでいただける人材を歓迎いたします。

業務風景2

他分野と融合することで、課題解決を目指します

 

マテリアル応用技術部部長瓦田研介

都産技研で働きたいと考えている皆さんに、業務の内容と今後の発展が期待される分野について説明します。

東京の企業の9割を占める中小企業に対する技術支援を我々は100年にわたって取り組んできました。近年では新型コロナウィルス感染症による社会環境の大きな変化を転機ととらえ、新製品の開発や新規事業分野への進出などを目指す中小企業とともに共同研究などを実施しています。特に、技術変革のタイムスパンが短く中小企業では取り扱うことが難しい技術開発に対して我々は果敢に挑戦しており、いくつかの分野で積極的な採用を行っています。

たとえば、気候変動問題解決の切り札とされるGX(グリーントランスフォーメーション)において、次世代蓄電池の開発に必要な材料開発や性能評価で重要な化学分析・解析技術があります。

燃料電池用白金ナノ粒子担持窒素ドープポーラスカーボンのTEM像

燃料電池用白金ナノ粒子担持窒素ドープポーラスカーボンのTEM像

さらに、Society5.0の達成を目指したナノ機能材料を活用したセンサー技術が期待されています。また、来るべき超高齢化社会におけるQOL向上のために、フードテックを活用した食品開発や医療用バイオマテリアル開発も重要です。 

東京の産業を支える中小企業とともに時代の変化に対応した技術開発を自らの力で遂行する意欲と能力を持つことが、都産技研で働く職員に今、求められています。さまざまな専門分野で働く300人を超える研究員とともに、未来の東京のために一緒に働けることを期待しています。

有機発光材料や有機半導体への応用が期待される機能性ホウ素化合物を開発

有機発光材料や有機半導体への応用が期待される機能性ホウ素化合物を開発

 


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