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先輩職員インタビュー 小汲佳祐

印刷用ページを表示する 更新日:2021年10月21日更新

先輩職員インタビュー 小汲佳祐

職員インタビュー

メカノクロミック材料の製品化に向けて邁進中

実用化に向けた研究と学術的な研究を同時進行

―都産技研を志望したきっかけを教えてください。

就職活動で意識したのは、産業の中心である東京を支えていくスケールの大きい仕事に就くこと。その上で、学生時代に専攻した有機合成の知識を最大限生かせる職業として、都産技研を志望しました。有機合成によって目的物を得るための最適なプロセスづくりや、新たな物質の特徴を多角的に考察してきた経験を、材料提供や製品化という方法で中小企業向けの支援に展開させていける可能性を感じたからです。

 

―現在の仕事内容と、今後の目標について教えてください。

中小企業向けの支援業務と、自分自身の研究業務の二つの軸があります。また、現在は都産技研の制度を利用して社会人博士課程にも在籍。圧力をかけると色が変わるメカノクロミック材料に関する学術的な研究に励みながら、都産技研では製品化に近いフェーズで「新規メカノクロミック材料の製品化へ向けた定量的データの収集」を研究テーマにしています。メカノクロミック材料が目指す製品としては圧力応答フィルムが考えられます。現状、そのような製品は高価である上、再利用ができないといった課題がああるため、メカノクロミック材料を代替品とすることでコストと環境負荷の低減を目指しています。

業務風景

 

研究員が連携・協力し成果を社会に還元する仕事

―都産技研で働く「やりがい」を教えてください。

支援業務でも研究業務でも、自らアイデアを出して課題をクリアしていける点に面白みがありますし、ときには専門分野が異なる研究員とコラボレーションすることで、自分一人では達成できないような成果を得ることができます。主体的に周囲の研究員を巻き込んで達成感を味わえる点に醍醐味とやりがいがあり、それがモチベーションとなって業務に取り組めています。

 

―最後に、就職活動に臨む学生へのメッセージをお願いします。

都産技研では、未経験だった機器の操作方法を覚えたり、専門外の知識を広げることもできますので、スキルアップに意欲的な方に適していると思います。そうやって培った知識や技術を社会全体に還元するスケールの大きな仕事に魅力を感じる方は、ぜひ都産技研をご検討いただきたいですね。

業務風景

 

材料技術グループってこんな部署

無機材料、有機・高分子材料、ナノ機能材料から構成されています。材料の設計・合成からナノ構造による触媒や光学的な機能の付与、加工性の向上・評価、製品化後の破損解析や資源循環と、材料開発のゆりかごから墓場までさまざまな技術支援・研究開発に取り組んでいます。


■先輩職員プロフィール

 小汲 佳祐副主任研究員

 マテリアル応用技術部 材料技術グループ

 2014年度入所

 


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