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吸水性試験

印刷用ページを表示する 更新日:2016年12月19日更新

油剤や柔軟剤が付着すると、その部分は吸水性が低下する。したがって、霧吹きで水を噴霧し、吸水性に差があるかどうかを確認することにより、油剤や柔軟剤の付着分布が確認できる。

 試験方法

霧吹きで水を噴霧している写真

1)霧吹きで正常部および変色部周辺に水を噴霧する。

 

変色部で水をはじいている様子を示す写真

2)正常部と変色部との吸水性に差があるかどうかを確認する。油剤や柔軟剤が付着している部分は、他の部分と比較して吸水性に劣る。

写真では変色部が正常部と比べて淡色となっているが、これは正常部では水を吸収することにより、濃色化しているのに対し、変色部では水をはじいているために、濃色化が生じないためである。

 

スポイトで水を滴下しようとしている写真

3)全面に水を噴霧できない場合は、正常部と変色部に水を滴下し、吸水性に差があるかどうかを確認する。

 

正常部と変色部を比較している写真。変色部は水をはじいている

4)油剤や柔軟剤が付着している部分は、他の部分と比較して吸水性に劣る。

 

 


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