ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

理事長挨拶

印刷用ページを表示する 更新日:2018年4月4日更新

新年度のご挨拶

「中小企業こそがイノベーションを起こす」を信念に都産技研は進化し続けます

6つの“C”を共鳴させて協創を推進

理事長おくむらつぐのりの写真

平成30年4月から第3期中期計画の3年目がスタートしました。

平成30年度は、折り返しの年度であり、成果を確実なものにするためにも、そして、次の第4期の方向性を探るためにも大切な1年です。
そこで平成30年度は、周囲の職員が取り組む内容や担当以外の事業分野にも興味を持ち、自分の幅を広げる「Curiosity」、ためらわずに挑戦する「Challenge」、技術革新・イノベーションを進める「Change」の3つのCをスローガンとして、職員への浸透を図っています。

平成29年度に掲げた活発に情報交換・情報共有を行う「Communication」、協力・連携の「Collaboration」、皆が一緒になって跳躍する「Consilience」の3つを加えるとCは6つに。
Cは元素記号で炭素を表し、炭素が6つ結合すると、結合電子が共鳴するベンゼン環になります。中小企業支援は、単独で行うものではなく、チームワークが不可欠。6つのCを「共鳴」の象徴として、「協創」の原動力にしていきます。

この「協創」の一つとして平成30年度から、組織横断型の研究開発の取り組みを開始します。部署の垣根を越えてチームをつくり、成果を「協創」していきます。
この研究の特徴は、試作まで行い「この技術を使うことで、このような製品ができる」という点までをしっかりと示すこと。これにより、お客さまの理解が促進され、利用拡大にもつながると期待しています。

成長産業支援を加速し、東京のものづくりをサポート

ロボット産業活性化事業

平成30年4月で4年目に入る本事業は、サービスロボットの事業化を目指しています。都産技研が研究開発を進める移動機構や音声処理技術が使われたロボットが、商業施設でお客さまの案内や在庫管理を行ったり、美術館などで展示品の説明を行うなど、実証実験が進められています。平成30年度は、こうした実証実験をフォローするしくみをつくり、事業化に向けてさらなる支援を展開していく計画です。

中小企業のIoT化支援事業

IoTによる新しいビジネスモデルの創出を目指す「東京都IoT研究会」が発足し、160社・180名以上の方々にご参加いただいています。さらに、中小企業のIoT化を促進するため、IoTシステムの全体像を把握できる展示とテスト環境を提供するテストベッドの整備を進めるほか、人材育成プログラムの提供もスタートする予定です。また、平成30年度からは、新たにAIを加え、中小企業と共同でIoT関連製品の研究開発に取り組みます。

航空機産業参入支援事業

ASTMなどの国際規格に準拠した試験を行うことができる航空機産業支援室を平成29年度に開設しました。航空機産業への参入を目指す中小企業の“試作開発部門”として活用いただきたいと考えています。

障害者スポーツ研究開発推進事業

障害者スポーツの競技力向上や普及促進を図るため、都産技研の職員が実施する基礎研究と、中小企業との公募型共同研究事業が進行中です。公募型共同研究では、バドミントン用の車いすと、世界最速を目指すスポーツ用義足の開発を進めています。これらの成長産業支援を中心に、都産技研は引き続き東京のものづくりをサポートし続けます。

自前主義からの脱却で新たなイノベーションを!

冒頭で6つの“C”をご紹介しましたが、これは都産技研だけでなく、中小企業の方々にもあてはまることだと思います。Communication情報交換)やCollaboration連携・協力)により、外部から必要なノウハウを取り入れ、新規事業にChallenge挑戦)することで、新たなイノベーションを起こし、Change変化・革新)する。言い換えれば、イノベーションを生み出すためには、すべてを自力・自前で行う必要はないということです。
自前主義から脱却し、自社にしかできないコア技術を磨きつつ、活用できるノウハウは、外部から取り入れて新たな技術や製品を創出する。そのために都産技研は、技術相談や依頼試験、機器利用、研究開発など技術面でのサポートを惜しみません。これらの支援に加えて、企業間のマッチングを促進する「東京イノベーション発信交流会」や技術との出会いの場を提供する「TIRIクロスミーティング」を開催するなど、中小企業の皆さまが外部と連携するためのさまざまな取り組みを進めています。中小企業の皆さまには、都産技研を上手に活用して、イノベーションを起こす1年にしていただきたいと思います。


ページの先頭へ