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先輩職員インタビュー 吉村僚太

印刷用ページを表示する 更新日:2021年10月21日更新

先輩職員インタビュー 吉村僚太

支援業務と研究業務の相乗効果で博士号取得を目指す

自律移動ロボットの完全自動化を実現したい

―都産技研を志望したきっかけを教えてください。

研究業務と支援業務の両方に携わることができるからです。研究業務では自分の発想で新技術を生み出せるチャンスがあり、支援業務ではお客さまと直接関わることができる点に魅力を感じました。実際、研究は楽しいですし、お客さまと向き合って支援を行い、喜んでもらえることがやりがいになっています。

 

―現在取り組んでいる業務や研究テーマを教えてください。

業務の軸は、自律移動ロボットの研究開発と、加工機や造形機を用いた中小企業向けの技術支援です。研究業務では、ロボットが複雑な環境でも迷うことなく自律移動できるよう、自ら広範囲の地図を作成していく技術を研究しています。もちろん事前に地図を用意することもできますが、ロボットに搭載したセンサーによって移動した場所の風景を計測・記憶させ、それらを統合させるソフトウェアやアルゴリズムを開発しています。

業務風景

 

中小企業のお客さまに指名される存在を目指して

―今後の目標を教えてください。

中小企業の方々に「吉村の技術支援を受けたい」と指名していただけるような存在になることが目標です。これまで、倉庫内での荷物運搬ロボットや、ショッピングセンターでの案内ロボットなどを共同開発してきましたが、人が“お膳立て”する必要があったため、目指すは完全自動化です。そのためにも現在は、会社からの支援を受けて大学院博士課程にも在籍しています。学術的な気づきを業務に反映させたり、支援業務での気づきを大学院での研究に活かしたりと、相乗効果もあります。また、お客さまへの支援を通して、社会のニーズを肌で感じるからこそ、研究や学業に臨むモチベーションも高まります。

 

―最後に、就職活動に挑む学生へのメッセージをお願いします。

都産技研では、お客さまの技術的な課題を解決し、感謝の言葉をいただけることが少なくありません。技術者・研究者としてやりがいを感じられる環境で皆さんがこれまで学んできたことを中小企業に還元していただきたいですね。

業務風景

 

城東支所ってこんなところ

城東・城北地域には、金属・機械部品・日用品製造業が集積し、伝統産業等も盛んです。企画から製品化までのデザインに関する相談・開発支援、製品の試作加工、製品評価・性能試験まで、高品質なものづくりを支援しています。


■先輩職員プロフィール

  吉村 僚太研究員

 地域技術支援部 城東支所

 2014年度入所

 


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