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先輩職員インタビュー 片桐嵩

印刷用ページを表示する 更新日:2021年10月21日更新

先輩職員インタビュー 片桐嵩

中小企業が航空機産業に新規参入する道を切り拓く

ものづくりに関わりたい。その一心で都産技研へ

―都産技研を志望したきっかけを教えてください。

学生時代はインプラント部品材料や積層造形金属をはじめ、主に難削材の切削特性について研究していました。就職活動では、それまで学んできた旋盤やマシニングセンタといった工作機械の操作技術や、切削加工に関する知識を活かしながら、多様なものづくりに関わっていける職種を志望し、都産技研への入所を決めました。

 

―現在取り組んでいる業務や研究テーマを教えてください。

金属加工の中でも特に切削加工に関する技術相談や共同研究に対応するほか、航空機エンジンで使用されるニッケル基耐熱合金のような難削材を効率的に加工する方法についての研究を行っています。また、都産技研の航空機産業支援事業にも参画し、航空機部品の試作や、加工工程における課題の解決などに取り組んでいます。その成果を外の展示会で披露する機会もあり、私自身もシンガポールやアメリカへ行ってきました。

業務風景

 

ハードルが高いからこそ挑戦意欲も高くなる

―業務に臨む際の原動力を教えてください。

切削加工の分野は「研究し尽くされている」といわれることもありますが、だからこそ新たな手法の開発に挑戦し、お客さまの課題解決に貢献したいという思いが、日々のモチベーションになっています。とりわけ航空機部品は難削材が使用される上、高い精度が求められるため、高能率な加工方法や、工具の長寿命化を実現させるための研究などにも注力しています。

 

―今後の目標を教えてください。

大手企業主導で部品の供給体制が確立されている自動車産業と比較すると、国内における航空機産業はまだまだ発展途上であるため、中小企業が参画できるよう技術面で後押しする体制を整えていきたいです。そのためには、切削加工以外にも自分の得意分野を広げ、お客さまからの幅広い技術相談に対応できるようになりたいと考えています。

業務風景

 

機械技術グループってこんな部署

振動・制御分野、熱エネルギー加工分野、金属加工分野の3技術分野から構成され、高精度・高機能化をターゲットとしたものづくりのための研究開発および技術支援を行っています。


■先輩職員プロフィール

 片桐 嵩研究員

 物理応用技術部 機械技術グループ

 2018年度入所

 


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