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平成27年度評価結果(システムデザイン分野)
印刷用ページを表示する 更新日:2017年12月1日更新
評価内容
評価員:5名
評価対象テーマ:8件
- テーマ1: 構造解析を利用したコンセプトデザイン
- テーマ2: 粉末焼結型AM技術におけるそりの補正と制御
- テーマ3: 塗装による光硬化性樹脂AM(3Dプリンタ)モデルへの意匠性付与
- テーマ4: めっきによるナイロン樹脂AM(3Dプリンタ)モデルへの意匠性付与
- テーマ5: 動吸振器の3Dプリンタを用いた設計
- テーマ6: 粉末焼結型AM装置による造形品の異方性緩和手法の提案
- テーマ7: 生活技術開発セクターのカラーAdditive Manufacturing (AM)活用手法
- テーマ8: 溶融積層造形装置による技術支援と今後の可能性
評価結果
項目別評価詳細
分野としての公共性、技術性、戦略性および総合評価について、(A)非常に良い、(B)良い、(C)やや良い、(D)やや悪い、(E)悪い、の5段階評価
評価コメント
- 企業支援をデザイン意匠だけでなく、製品形状の設計及び試作評価について、機械技術、化学技術等の専門職員とも連携して総合的に取り組んでおり、公的試験研究機関のこの分野のリーダー役となっている。
- 学術的に非常に高いレベルで研究テーマ設定と開発が行われている。一方で企業の現場に即した課題解決といった点ではもう少し企業側へ目線を移したものであればなお良いと感じる。
- 当該センターにおいて幾つもの特色ある3Dプリンタを導入し、中小企業支援に資する趣旨は理解できたが、中小企業のニーズ、3Dプリンタ事態の成熟度(社会的価値)を考慮すると時期尚早と感じる。ただし、助走期間と考えれば、近い将来への準備としては必要なことなのだろうと受け止めた。
- AM技術の応用における問題である、そり補正、塗装、めっき、造形物の異方性は重要なテーマである。いずれも妥当な研究アプローチが行われている。
- AM技術はStratasys型の機械で行っており、その性能など基本的内容を検討し確認をとっていることは地味ではあるが、重要な基本的研究である。今後、様々な試作を重ねて、AMの応用範囲の知見を拡大することが重要である。
- 中小企業に対する産業の振興に役立つことを希望する。
- 技術的なものに関して今後に期待をしたい。