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平成27年度評価結果(メカトロニクス分野)
印刷用ページを表示する 更新日:2017年12月1日更新
評価内容
評価員:5名
評価対象テーマ:6件
- テーマ1: 1mmの変位量を有する静電アクチュエータの試作
- テーマ2: 運搬ロボットの研究開発
- テーマ3: USBを用いた機械制御システムのための低コストな安全技術
- テーマ4: 都産技研のロボット開発事業の紹介
- テーマ5: 人位置・姿勢検出と音声対話によるユーザ対移動ロボット間インタラクション・システムの試作開発
- テーマ6: 移動作業型ロボットのリスクアセスメント
評価結果
項目別評価詳細
分野としての公共性、技術性、戦略性および総合評価について、(A)非常に良い、(B)良い、(C)やや良い、(D)やや悪い、(E)悪い、の5段階評価
評価コメント
- T型ロボットを都産技研のロボット開発の中心に置いているのは現実的で良い。
- 安全認証支援は中小企業に大変有効であると思う。
- サービスロボットと人間との間でのインタラクションやリスクを検討する際には、ロボット側の技術開発に注力するだけでなく、サービスを受ける側の人間の様々な状態を検出・認識する技術の開発を同時進行で研究すべきではないか。人間の行動や反応は、年齢・性別・文化的な背景によって異なるので、相手(人間)の事を理解する事は、ロボットの研究を進める上では重要だと思う。
- 個別の要素技術の研究開発については、基礎的な技術なのか応用的な技術であるのか、技術がシーズ型なのかニーズ型であるのかを明確化すること、分野としての技術開発戦略の方向性を明確化すること、が大切だと思う。
- T型の直進性がどの程度あるのか興味がある。
- ロボットへの戦略的な取組みはたいへんすばらしいと思えた。
- 裾野の広い技術の集積となるので、ロボットセクター以外の部門とも連携して、総合力を発揮して頂きたい。安全評価には会津大学やJASAにも専門家がいるので利用してはどうか。
- 都産技研らしい研究もあれば、民間企業でもすでに実現出来ている研究もあった。新しい研究分野ということもあり、ニーズや動向を掴みきれてないと思われる点もあるが、今後の発展に期待する。