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平成27年度評価結果(情報技術/エレクトロニクス分野)
印刷用ページを表示する 更新日:2017年12月1日更新
評価内容
評価員:5名
評価対象テーマ:5件
- テーマ1: テラヘルツ連続波を用いた材料の電気特性評価
- テーマ2: 不完全な評価セットに対する検索システムの性能評価指標の開発
- テーマ3: 自己強制空冷システムの放熱促進を目的としたヒートシンクの開発
- テーマ4: レイヤ構造無線センサネットワークの効率的な伝送制御手法
- テーマ5: カルマンフィルタとその改良-オンライン異常値検出・除去への対応-
評価結果
項目別評価詳細
分野としての公共性、技術性、戦略性および総合評価について、(A)非常に良い、(B)良い、(C)やや良い、(D)やや悪い、(E)悪い、の5段階評価
評価コメント
- 中小企業等のニーズの高い研究テーマが設定されており、また、新しい角度、切り口の研究がなされている。成果もそれぞれの分野で十分にあがっており、今後の多方面への応用も期待される。
- 内容的にEMC・半導体分野などと重なる部分もあり、省エネルギーや、少子高齢・福祉などの分野の要素技術として必要になる場面もあり、都産技研の中の横の連携も進めていくと良いと思う。
- ロードマップ等を見ると、非常に幅広い分野に取り組んでいると感じた。
- この分野、基盤研究数が少ないが、共同研究、外部資金研究などが多いのかと…。共同研究や外部資金研究の発表もあった方がいいのでは。
- この分野はたいへん広範囲にわたっているので、公共性と技術性を両立していくのはたいへん難しいという気がする。
- テラヘルツ波やヒートシンク等一見地味なテーマだが、裾野の広い技術に着眼して技術の深化をさせようとしていることは評価できる。
- 情報系では中小企業の隠れた大きな課題としてサイバーテロ対策があり、東京オリンピックに向けて政府や経団連も対策強化をしており、都産技研も何か取組む必要ありと思う。
- 発表テーマ全般について言えることであるが、開発研究を進めるにあたって、開発の目標ターゲットが明確に数値化されていないように思われた。例えば、従来方式からの改良であれば、何をどの程度改善するのか具体的な数値目標が必要なのでは。
- 今回発表されたテーマは基盤研究ということで、基礎的な研究であることもあり、コストまで出すことは難しさがあるかとは思うが、コストターゲットをどの程度にするのかということも、開発研究を行うにあたっては重要な要素である。