銅線を強熱し、表面に酸化銅(Ⅱ)の被膜を作り、これにハロゲン(フッ素を除く)を含んだ試料をつけて再び強熱すると、緑から青緑色の炎が現れる(バイルシュタイン反応)。この反応を利用することにより、フッ素を除くハロゲン元素を検出できる。この反応はハロゲン元素を検出する方法であるが、合成皮革に使用されている一般的な樹脂には塩素以外のハロゲンが使用されることはないので、この反応で呈色が見られれば、樹脂は塩化ビニル(または塩化ビニリデン)と判断して差し支えない。
なお、塩素イオンの検出については、こちらの方法を用いる。
1)銅線を強熱し、酸化皮膜を作る。なお、このときに緑から青緑色の炎が出ないことを確認しておく。
2)加熱した銅線を試料に押し当てる。なお、写真は縫い代を切断して行ったが、試料量はわずかで済むため、目立たないところに押し当ててもかまわない。
3)銅線を再び加熱する。フッ素を除くハロゲン元素が存在すれば、炎の色は緑から青緑色を呈する。
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